くじらになった気分
ゆらゆら
おひさまの筋
むかぁしむかしから来たような
白い液体が波にくびれて
ほそく ほそおく
流されてゆく 流されてゆく
光の筋に
ゆらり ゆらりと
くびれた糸が交差する
きみの海はあたたかい
星がここからも
視えるんだね
きみの中はあたたかい
くじらの声と
海の呼吸と
そしてきみの
心臓の音がする
ここに人間のきみがいなくても
この海の中にきみはいるよ
ぼくはきみに会えなくても
きみはいつでも
この海から語りかける
ぼくだけのではない
この海に守られた
きみの音
呼吸をするように
光が揺れる
交差する筋と糸とが
きみの面立ちを
照らして浮かべる
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