子にはできなかった事も
孫になって初めてできる
という事があるように
母というキャリアも
成熟するには経験と年数が必要で
そうして成熟するには
「母」として人が与えられる時間は
余りに短く タイトなのだと思います
だからこそ
母真っ只中の人は 混乱もするし
「できなければいけない けどできない」
という気持ちに焦り
時に絶望する事もあるのでしょう
子どもはそんな母の気持ちには
最後まで気づかずに育つので
母というのは本当に
孤独で切ない存在だと思います
「三歳までの可愛さで
全ての親孝行をしている」
とは言われますが
やはり母も
母である前に一人の娘であり
一人の人間であり
赤ちゃんのように
きっと泣きたくなる時もあると思うのです
母がわたしに対して泣いているのは
「あんたなんか産まなければよかった」と
同じ寝室の隣のベッドで延々と寝付くまで
苦しそうに繰り返していた時くらいしか
思いつきません
そんな風に彼女を追い詰める程
母は強がらなければ
務まらないものなのでしょう
自分が逝った大分あとになって初めて
子は母の色んな気持ちに
気づき始める
色んな視点に立てるようになり
身の回りのお友達が母になったりして
少しずつ
気づき始める
遅いのです
母としての成熟に時間がかかるように
子もまた成熟にはものすごく時間がかかるのですね
親子の関係を成熟させるというのは
本当に 簡単にはいかないものですね