cross. | 森由 壱 - tune bride -

森由 壱 - tune bride -

... という 、夢を視ました 。


ご丁寧に
クロスまでつけて
「_____此処に在り!」とばかり
数字を並べたてる

そんな純朴なきみが好きさ

そのご丁寧なクロスに
ぼくが知ることも触れることも赦されない
きみの大事な過去が
しまわれていたとして
それどころか
永遠に遂げる事のできない想いが
しまわれていたとして
極めつけに
今尚遂げようとし続けている想いが
叫び声を上げていたとしても

ぼくは丸ごと そんなきみを
忘れられなかったんだ











ご丁寧に切られた十字に
バッサリと殺られるよ

分かってんだよそんな事

きみの叫び声でぼくは殺されそうさ
きみの思うきみの大事な人の像で
ぼくは殺されそうさ











だけど












何度も忘れようとしたさ
ぼくだってバカじゃない
ぼくなりの平凡な防衛本能で

きみをきみのクロスを
視た瞬間
全本能でシャットアウトしたんだ













だけど












戻ってきてしまうんだ
形状記憶のフレーム?
GPS付きの何か?
ツバメ?
ハチ公?

ぼくはバカですか












ぼくはバカなんだ
きみに殺されようと
きみのクロスの前に立っちまう

ぼくはきっと目を瞑るだろうし
何なら今もきっと
目はちゃんとは開いてない











きみが忘れられないその人
その場所 その思いを

ぼくがどうやって____ばいいのかわからない












わからないけど _______んだ













きみは其処から始まるつもりなの
終わるつもりなの

そのクロスはきみの幕開けなの
墓標なの











ぼくはきっときみの切ったそのクロスに
幾度となく切り刻まれることは承知の上で

火の道を渡った卑弥呼のような奇跡が
ぼくにも起こせたらな なんて思っているのかもね










そんな大バカなぼくが
切られる覚悟でやってきたんだもの

ちょっとはさ

ちょっとは_____てくれよ

なんてことは
甘いんだろうな きっと