父との距離感いつからか父は、保険証の話や市民税の話、水道料金や家賃、失業保険など、お金の話しかしなくなった。ぼくのことを生計的に、本当に心配しているんだ。裏を返せば、父自身が、父の将来的な生計にかなりシビアに向き合っているのだろう。そんな切羽詰まった感じを受けて、ぼくは最近父に電話をするのが億劫になってしまった。こんこんとお金の話とコロナの話を念押しし続ける父と、もうたわいも無い楽しい会話はできないのではないかと、ふと”老いる”とはこういうことなのかと、漠然と悲しくなってしまった。