貴方に刃を当てられる夢を視た
恍惚に目を閉じた
貴方にしいいと口を塞がれ
首を絞められる夢を視た
不覚にも感じてしまった
愛を受け取るわたしは
空の瓶かスポンジか
愛をくれる貴方は
水なのか出汁なのか
わたしは縮んだ切り干し大根が
ふくらんでゆくように
心地のよい感度で
自分を受け容れてゆく
貴方はわたしの体を割く
刺し身包丁
わたしの仕組みをよく知る貴方は
なんでもよくお見通し
わたしの肋骨にこびりついてた
かなしみを
いとも簡単にとりのぞいてく
わたしはいつかの直感を思い出す
洪水に貴方と彼が溺れていたら
なぜか貴方へ手を差し伸べるだろうと
理由はわからないが
それは彼もわかってくれそうな
そんな気がしたから