朝がきた
白い朝
あの日とおなしやうな
あの人とおなしやうな
この部屋が白くなった日
あの人
人という存在がはじめて
間近になった日
リアルになった日
うつくしかった日
はずかしかった日
はだかになった日
知った日
与えられた日
与えた日
ちひさくて重大なおどろきと
成長
あの一日だけで
3000ページくらい
書けそうな日
翔そうな日
思い出? 思い? 理想? 今が?
描けそうな日
貴方も あたしも
たぐいまれなる
無邪気さで
孤独の象徴だった居心地のよい部屋は
一点の白を投じられて
時折 微笑み または嘲笑う
汗ばんだり ひやりとしたりする
変化に富んだ部屋となった
わからない
でもいいの なってるなのかなったなのか だったなのかなんて
離れてしまえば日常
それでもどこかに白はいて
空けば空くほど夢の記憶
それでもどこかにあなたの右手
いいの そんな
仄かさで
照らしてぬくめて
くれた白
今でもきっと残ってる
この部屋にずっと
残ってる
.