極端に眠い
胃の中の内容物を全部吐き出すのと似ていて
体から生気といふ生気が抜けてゆく
まるで魂が死にゆくやうだ
世の中の現象は複雑でむつかしい
どうして生きる為に稼がなくてはならず
稼ぐだけでは満足できないのだ
どうして人間は稼ぐ以外の夢をもち
夢はいつも渇いた貧乏づらをしているのか
迷っている時に出会うものは
いつも自分には魅力的で
悪魔的だ
どちらを選ぶかの限定を迫られたとき
身動きがとれないのは依存する気持ちがそこにあるから
人生は身一つ
時一度 戻れない
失いたくないものは
出会えば出会うほど増えてゆく
人間の手はふたつ
足は一足
胸は一つ
口も一つ
子宮も一つ
これだけのちひさなものをまかなうのに
どれほどのエネルギーと
カネとコイとアイとユメを
消費してゆくのだらうか
一生に一度だから
できるだけ多くのカネコイアイユメを喰う荒らすのもよし
一生に一度だからこそできるだけ少しのカネコイアイユメを
残さず喰らうのもよし
貴方の人生
貴方の楽しみ
貴方の苦しみ
貴方の努力
わたしは
運命と呼ばれるものは
あとになってしかわからないけれども
やりたいこと 愛したいひと
稼ぎたい額 なりたい自分は
前もって決められると考える
これが運命の人
これが使命
これがわたしの天分
そんなものは後になってしかわからないけれども
今 だいじにしたいと思う事
今じぶんをときめかせてくれたもの
今までのじぶんにないものを与えてくれたり
助けてくれたり教えてくれたりするものを
今 じうぶんにだいじにしてゆきたいと
さう思います
出会いが先だから
これだけの経験があるから
一番距離が近いから
さういうことだけで
別にレンアイの優劣をつける訳ではなく
びびっとくる時はびびっとくるし
それが重なる時だってあるかもしれない
けれど
やはり 貴方の感触や
隣にいてくれた時間
してくれたこと 話してくれたこと
眼や手、声や性
たくさんのたくさんの時間が
他のどの「未確認運命体」よりも優るとき
わたくしは必死に
あなたにしがみつく為の
いろいろな準備をするのでせう
わたくしの整っていない部分
足りない部分 弱い部分
穴ぼこだらけな自分を振り返り
整備するのにどれだけ骨が折れるか
想像するだけで頭が睡魔
それでも
少しずつ
人は向上するべきで
そのエネルギー源が貴方なら
折れることなく頑張れる
そんな気もしなくもない
秋眠 夜を待たず の日