あなたが疲れている時に
あなたがぐちをこぼせるような
そんな関係でいいんだもん
だから一緒にいたいんだ
わたしがくたくたになっている時
あなたがそばにいてくれることが
なにより嬉しかったの だから
だから今も 会いたくなるんだ
何の気もない視線から
たのしい会話になるときの
ふたりのアイコンタクトがすごく好きなの
あなたの語調とか あたしの笑顔とか
あなたとひとしきり笑ったあとで
帰るときの あたしの年不相応にご機嫌な道程は
ぜんぜん悪くない
ぜんぜんキライじゃない
どんなに希少な価値のある
どんなカラットのダイヤより
夕陽を受けるあの日視た
一本の町の樹のかかやきが美しかったと
そんな記憶に似て
どんなに心のこもったプレゼントより
どんなに素敵なデートより
こんな風に何気ない日常の
一瞬間 あなたと笑いあへる奇跡が好き
歩んできた道の長さの分だけ
増えた傷跡とか
まだ癒えていない生々しい傷口とか
あなたといると
うまくこじらせずに忘れてゆける気がする
あなたは どうかしら ?
あなたがわたしにとって
そんな きれいな白い 包帯のような存在であるように
そして優しい カーテンのような存在であるように
わたしも時には
あなたの心体をくつろがせる
みそ汁とか 珈琲とか 焙じ茶とか
そんな 色んなもの解かしてゆける存在でありたい
きっと
毎日 もし 万が一 毎日 とは云はずとも
これから 少しずつ ふたりの距離をちぢめて
一緒に過ごす時を ふやしたいなら
たぶん いつまでも 主食みたいな感じじゃダメで
だって それじゃお互い 日常にはちょっとHeavyで
スイーツみたいに甘いのだって
ニンゲンの体はちょっとしか受けつけないんだから
あなたのエネルギー源は 別に 他にたくさんあってもいいから
なんかそういうものを補給したあと
或は 補給し過ぎたあと
最後にちょっと呑みたくなるような
エネルギーにするにはおとなしい
でも なくっては落ち着かないような
そんな あなたの腹六分目くらいの存在になれたら
しあわせかもなぁ .
どんどん どんどん
あなたの自制心とかタテマエとか
理性とかガマンとか解かしてって
あなたがぽんぽん砂糖をいれるように
七味をいれるように
しんどいところとか 痛いところとかを
あたしにこぼしていって
あたしはそんなあなたのくちもとに
湯気をたてて吸い込まれるの
あなたが もうどうでもいい ッって思えるまで
何杯でも吸い込まれるの
あなたのくちもとから吸い込まれたあたしは
あなたが吐き出した体中の毒素を取り込んで
知らないあいだに あなたの外に排出される
ん〜 そういうとなんだか
聞こえが悪いけれども
ようするにあたしは
酸素にとっての 赤血球みたいに
植物にとっての 葉緑素みたいに
あたしの傷口にとっての あなたの包帯のように
あなたにとっての 循環剤のような存在に なりたいのかもね .
そうしたら いつも 一緒にいるとホッとする存在である
白い包帯のようなあなたの
その白いだけじゃない 色んなあなたに触れながら
それでいて あなたを 過剰な汚れや疲労から
快復させることが できそうじゃない ?
口で云うのは アタマで想像するのは
いとも簡単で甘い世界だけれども
とにかくあなたは そんな
あたしにこんな妄想をさせるにはじうぶんすぎるくらい
そしてそれがひとしきり終るまでに
ごはんがいつもの3倍くらい カフェなら3時間くらい
余裕で食べられちゃったり 過ごせちゃったりするくらい
あたしには 思いがけず
ホッとする 色々解かしてくれる
白い色をした 優しい そして楽しい
可愛らしい 存在なのです
.