少しでも長く貴方の そばにいたいから って理由で
沢山のつかなくてもいい嘘を こまごまとむだに周りに散らして
わたしはこんなに今大丈夫
わたし余裕のある女なんです
なんて 突き通せない嘘の七色で敏感な肌を塗り潰す
わたしよりもずっとオトナで
わたしよりもずっと強い貴方と
対等に張り合ってみせるには
このくらいの嘘はやはり必要で
どんなに白い眼を剥かれようと
わたしは独り貴方を愛してる
そう暗幕のすき間が写す天体に
そっと息を吐くようにつぶやく
平然とした貌で 何事もないように
毎日貴方のとなりを通りすぎ
貴方を無視しつづけながら
去り際のあなたの靴の音に聴き入る
あなたの視ていないところから
あなたを盗み視るのは日常茶飯事で
こんなに貪るように見つめていたら
あなたに穴があいちゃうかもしれない
混線する ココロとシゴトの時間から
解放されるわづかな夜の時間も
睡眠の義務と寝坊への恐怖に
しばられて十分にアナタへ耽られない
それくらいがちょうどいい
たぶんこれ以上はとても危険だし
すでに点滅中の信号に
パイロンと赤灯が行く手を塞ぎまくってる
夜の貴方は奇麗だし
朝の貴方は珈琲の匂いがするし
昼のあなたは仕事に完全に解けて
まるで動く仕事みたい
わたしはそれをわたしのシゴトという
籠に収まりながらパチクリと視るの
シゴトなんだからシゴトなんだから
そうはいっても人生をきれいに
シゴト と レンアイ と アソビ と ホンキ
なんて分別しきれる気がしない
そもそもそんなきっちり
自分の時間と気持ちと理性と野性を
仕分けられる生き物なら
こんな風に繁栄したりしてない
文明なんて続く筈はない
いろいろと まざりまざって
シゴトしてても レンアイできたり
レンアイしてても シゴトできたり
ホンキの中に アソビがあったり
アソビが ホンキになったりして
はじめてそれがニンゲンの文明になるのだから
あなたと日々シゴトができる
レンアイなんていらないと
鼻息巻いて入った世界に
そろっ とあなたがいて
ころっ と好きになった
ホンキなシゴトの中に
ほろっ とアソビができた
あなたを視られる という
アソビができた
でもこの気持ち ふわふわしてるけど
ホンキ だから ..
少しでも長く あなたのそばで シゴトしたいから
アソビの部分は着飾ってフェイクして
でも ホンキの部分は嘘をつかずに
もくもくと 引き離される瞬間まで
シゴトしようとぞ思う