不可視日記ⅩⅩⅩⅩⅥ | 森由 壱 - tune bride -

森由 壱 - tune bride -

... という 、夢を視ました 。

 
 
 
 
 

この胸のざわつきを

寝不足のせいにして
はじめてのうずきのかたちに
身悶えする
 
今までに何度も通って
なれているはずの終わりの予感に怯えながら
明日に向かう怖さと 貴方に会う悦びに躊躇する
 
 
引き離される恐怖と
突然死んで想いが伝わらないまま消えてゆく恐怖と
どちらが巨きいか天秤にかけたら
どうしても伝わらない恐怖が勝って
公然とさらけ出してしまう自分を審議しながら
 
どうすればよいのか答が出ぬままに歩きだす
 
 
初めて踏み入れる地帯に
想像だにしなかった事態に
覚えたことのないむずむずを拡大させる
このどうしようもない鳩尾に爪を喰い込ませて
 
できるならば きれいに忘れてしまいたい衝動と
貴方の顔を 瞳を 声を
もっと思い出したい衝動とに板挟まれて
立ち往生するなう
 
可愛いげのあるためらいとか
正義心とか 倫理観とか
何処へいった ? と思うくらい
もう制御不可能なざわつきで
胸が穿たれる
 
 
どうすればよいか分からないくらい
こんなふうになるところを看ると
わたくしもまだまだ
尻の青いにんげんであるらしい