ヒョウ柄で構成された兄ちゃんが「大丈夫?」って押す車椅子
エンディング手前で消えていくやる気 世界を救うのは難しい
騙されるプロでありたい鳩を出す練習ばかりしている君の
騙されるプロでありたい鳩を出す練習ばかりしている君の
糸口の入り口に立つ 私たちきっと事件に恵まれている
炊きたてのごはんの上に山盛りのイクラ360g
(これは【1800カラットのダイヤと同じくらい美しい】というお題に投稿した歌です)
飛び込めば水たまりから空、光、木、ビル、私が解き放たれる
青空が愚かなまでに青空をするから俺も泣いてたまるか
空き地にもなれないままの廃屋にどこからやって来たのタンポポ
あの夏のスコアボードの2と×を消した右手で履歴書を書く
サボテンになります私 あの人の居ないところで花咲かせます
悪ガキが存在感を増してゆき一人舞台の授業参観
我先と駆け出してゆく子らのいてみんな春一番になりたい
音もなく吹いてくれるな春一番あまりに寂し過ぎるじゃないか
駅前の古本市に立ち止まり春一番の観察をする
ゆっくりと梅雨入りが近付いてくるサランラップが剥がれない夜
長靴を履いてきたのね暫くは雨は降らないみたいだけれど
デタラメなリズムを刻む母さんにテンポよく割られるピーナッツ
アルコール度数に満たないやる気 今、君に会ったら別れを告げる
二分休符と四分休符は似ているし良いよ、その辺りは適当で
立ち止まるのが難しい東京の人に等しくある交差点
束の間の躊躇いでした 告白は過ぎればただの出来事でした
ガーッと載せてみました(^^)
中々納得のいく短歌が出来ません…
(ピーナッツのが一番好き)