【歌詞】溢れる | 青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

ピアノ弾いたり作詞作曲したり歌ったりしたり。
短歌作ったり詠んだり読んだり。
日本酒バイヤー兼アドバイザーとしてお酒を売ったり飲んだりオススメしたり飲んだり飲んだり。
そんな感じにフリーな人の雑記です。

大海原に落ちた流れ星
時 既に遅いけど
水面に揺れる煌めきは
願いを待っていた

最初から諦めているようじゃだめだよと
まるで潮風
隠してたはずの傷口に滲みてゆく

溢れ出した過ちが僕を慰めるように
ただただ記憶の縁を撫ぞるから
幼いと足踏みしている面影を
いつか許せるときが来るように
歩いていく
描いていく
そっと。

銀河で眠る星屑も
何億と光を綴って
鳥や魚を彩る一部に
なりたいと願っているのかな

最後なら必ず訪れて
未だ見ぬ明日を連れてくる 
波音の中に溶けて行く思いもある

溢れ出した過ちが僕を確かめるように 
今尚 記憶の底を持ち上げるけれど
溢れ出した悲しみが僕を慈しむように
さらさら瞼の裏側を泳ぐから
幼いと羽を閉じた言葉達
頬に伝えて安らげるように
解いていく
描いていく
そっと。