【短歌】色彩都市に行きたくて | 青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

ピアノ弾いたり作詞作曲したり歌ったりしたり。
短歌作ったり詠んだり読んだり。
日本酒バイヤー兼アドバイザーとしてお酒を売ったり飲んだりオススメしたり飲んだり飲んだり。
そんな感じにフリーな人の雑記です。

難色を示すばかりで黒と黒ただそれだけの暮らしになった


渡り鳥鳴かず飛ばずじゃ役立たず初めて空を怖いと思った


喉元を過ぎれば熱さ忘れるという思い込みは割と使える


冷めかけの愛に灯油をぶちまけてストーブ代わりにしちゃえばいいよ


プロペラをグルングルンと搔き回す君の天気が晴れますように


誘うだろう 夢の匂いは空腹を満たす魔法のディナー、ご覧よ


波風が月の形を変えた夜 紙の舟では渡れやしない


ハッとした時には既に君の中これが夜なら明けなくていい


極論を言えば大して好きじゃないそれこそ僕ら付き合う理由


オシャレとかテレビを泳ぐ流行りには滅法疎い俺、風邪引いた


針山の向こう側から太陽が昇ってきても今日は認めぬ


誠実な君の言葉はチクチクと俺の邪心を刺す針である


片方が迷子になった手袋の行方は昨日の電車が知ってる


朱に染まる碁盤の上に木枯らしの吹く音すれば白の交わる


パレットに涙を幾つ溶かしたら色彩都市の扉は開く


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やまとうた12月あたり投稿分どさっと。

少し距離を置いてから見てみるとなんかもったいない言葉の使い方やつまらん並べ方がまぁ目立つんですけど、備忘録的に載せておきます。

色彩都市、どこにあるかなぁ。