3年。「もう」なのか「まだ」なのかは己で決めることだろう。他人にとやかく言われることじゃない。もうすぐ春が来ることを何も疑わずに過ごしていたあの日から3年。弟と2人、家にいた。リアルタイムでテレビから映し出される映像の数々に言葉をなくした。忘れてはいけない痛みを抱えるだけじゃなく、繋いで、ちゃんと歩いて行けるように。今日も、陽は、射す。