2年 | 青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

ピアノ弾いたり作詞作曲したり歌ったりしたり。
短歌作ったり詠んだり読んだり。
日本酒バイヤー兼アドバイザーとしてお酒を売ったり飲んだりオススメしたり飲んだり飲んだり。
そんな感じにフリーな人の雑記です。

大震災から2年。

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あの日、僕は弟とふたり。
机の下にもぐった。

テレビをつけたら
田んぼが。
車が。
橋が。
船が。
たくさんの思いが。
さらわれていて。

それはテレビの中のお話ではなく
数百キロ離れている場所で
実際に起こっているという現実。

とても信じられなくて
テレビから目を離せなかった。

そこに願いや祈りがあったのか
それは解らない。
ただ見ていただけ。
きっと、ただ見ていただけだった。



当時働いていたスーパーは
翌日大混雑した。
大混乱した。

自然の止められない怖さと
人間の止めるべき怖さを
一挙に体験した。

でも、光もちゃんとあった。
隙間から覗く優しい光。
まだまだいけると思った。
精一杯いかなければと思った。

photo:02





二度と戻らないものがあって
だから、復興には多分終わりがないからその中で
変わらなきゃいけない部分と
変えてはいけない部分を
しっかりと心に持って
歩いていかなきゃって思うのです。

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どうして
ここまで走ってこれただろう?
誰かが泣いている
開いた手のひら
春の日差しを寝かせて
そっと眠りにつく