いしいしんじ/絵描きの植田さん | 青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

ピアノ弾いたり作詞作曲したり歌ったりしたり。
短歌作ったり詠んだり読んだり。
日本酒バイヤー兼アドバイザーとしてお酒を売ったり飲んだりオススメしたり飲んだり飲んだり。
そんな感じにフリーな人の雑記です。


ぼけやま ~歌って飲んだらトントコトン~

今年・・・というか、去年、年末に読書再開しました( *・ω・)ノ



大学の頃はかなり読んでいたのですが・・・

電車の中とか、授業中とか(笑)


今はあまり時間なくなっちゃって。



でも、読みたい本が沢山あるし、買った読んでない本もかなりあって。



色んな感覚も養わんとまずいことになってきたし、読書始めました。






で、最初に読んだのが僕の大好きな作家さんの一人、いしいしんじさん。

好きな人いませんかね??( ・◇・)?(・◇・ )



彼の描く世界は少し不思議な、でもファンタジックで溢れた世界。


ぶらんこのり」を一番最初に読んでハマり・・・

麦ふみクーツェ」「トリツカレ男」「東京夜話」「プラネタリウムのふたご」を読んだから

これで6冊目です。



昔読んだものも紹介できると良いんですけどね~。

僕基本、もう一度読みなおさないんですよね。

どんどん新しいものを読みたくなっちゃって。


紹介できるほど色々覚えてないので無理です。残念(´c_` )







この「絵描きの植田さん」は、いしいしんじさんの本を読んだことのない人に、

最初に読む本としてオススメしたい一冊です。


ハートウォーミングな気分になりたい方、

少し不思議でへんてこな世界が大好きな方、是非。



150ページほどの短い小説な上、

植田真」さんがところどころに絵を描いているので、

実際はもっと短いです。



今まで読んできたいしいしんじさんの小説の中で断トツで読みやすかったです。




昔、彼女と聴力を火事で一度になくした「絵描きの植田さん」が主人公。


起きて、火を起こすと、準備をしてすぐに窓辺へ向かい、

スケッチブックに絵を描き始める。

沢山の風景。沢山の色雪晴れ虹



小さな高原に住んでいる植田さんと、そこで触れ合う住人、

とある事情で「湖の向こう側」からやってきた親子、母「イルマ」と娘「メリ」との出会い。

いろんな出会いと触れ合いが、植田さんの心を、

そして、読者の心を温かにしますヽ(=´▽`=)ノ





風景描写と人情描写のやわらかいこと!!

村でのお祭りも、凍った湖も、すべてがやわらかい

ホント、読んでいるうちにふわふわしてきちゃいますね。



メリ」が重要人物です。「メリ」もまた聴力を無くしているのです。


その二人で交わされるやり取り。

スケッチブックに描かれていたいくつもの花たちチューリップ黄チューリップオレンジ


そのどれもが愛おしいのです。


そして、もう最後の方は数々の・・・!


これは言えません( ´艸`)




興味ある方、今まで小説読んだことない!って方にもとても読みやすい本だと思います。

是非手にとってみてください( *・ω・)ノ





これからも読んでいく本で面白かったやつは紹介できればいいのですが・・・

まぁ、こんな文章で興味持ってもらえるように頑張って書ければいいな。



読書日記にもなるし、良いかも♪



小説に興味ない方、ごめんなさい。スルーしましょう(笑)