2008年8月 北岳-間ノ岳
ルート:(二日目)
北岳山荘 → 北岳 → 北岳肩ノ小屋 → 右俣コース → 二俣 → 大樺沢 → 広河原
4:00 起床
4:00頃、同室のヒトが「富士山が見える~」と小声で叫んでるのが聞こえて、飛び起きます。
見ると、まだかなり暗いですが、薄明るくなっている雲海の上の空に富士山がうっすらと見えます。
「ぅよっしゃぁっ!晴れたっ!」
めちゃめちゃ眠かったですが、とりあえずその場で小さくガッツポーズ。
朝食まで約2時間ありますが、2度寝をすると日の出を見逃しそうなので、起きることにします。
だらだらと準備をして外に出てみると
ビュォーーーーーッ!
と、さっぶい風が。。。
でも、見渡す限りの「雲海」。遠くに富士山。
昨日の「視界ほぼゼロ」がウソのようです。
でも、日の出まで待つにはあまりにも寒すぎるので部屋に戻ります。
ラッキィなことに、富士山と太陽が同時に見える部屋だったので、
「いぃじゃな~~いっ」と雲海の中に富士山という、大好きな景色に満足し、コーヒーを飲みながら日の出を待ちます。
5:20頃だったと思います。
「出てきたぁ~っ」
本当は日の出と富士山を同じフレームに入れたかったのですが、、、。チェッ!
でも、昨日の霧・きり・キリの状態からココまで晴れただけでもかなりツイている気がします。
6:10 北岳山頂に向けて出発
本当はもっと早くに出発するつもりだったのですが、就寝前に同部屋のヒトに「この山荘近くの水場で子連れの熊を見た」と聞いてしまいました。
「聴かなきゃよかったぁ」と耳をふさいでも手遅れ。
とりあえず、ビビリ屋としては、沢山の人が動き出す6時台に出発することに。万が一にでも出会ってしまい、それが、甲斐駒ケ岳で事件を起こしたコたちだったら、シャレにならないですから・・・。
ちなみに初めて知ったのですが、熊って森林限界より上にも行くんですね。餌なんてなさそうなのに。
ということで、5:30に朝食をめぇいっぱい食べて、6:10に北岳山頂に向けて出発です。
「ぃやっほぉ!」
昨日見ることができなかった北岳の形が見えます。
今日の主役は稜線歩き。やっぱり稜線歩きは晴れてないといけません。
(実際の登山道は稜線から数m下がった稜線沿いにあります。)
遠くの方に槍ヶ岳のおかげで分かる北アルプスやその他のヤマヤマが雲海の中で浮かんでいて、やっぱり気持ちよいです。
山頂までの道は急は急なガレ&ザレの岩稜帯(っていうんですかね)だったと思いますが
晴れてるしっ、
景色がいいしっ、
風が気持ちいいしっ、
山頂が近いしっ、
で歩くのが楽しくて、あっという間に頂上に辿り着いてしまいました。
山頂からは南アルプスのヤマヤマ (わかったのは甲斐駒ケ岳・仙丈岳ですが) も一望できます。
「晴れててよかったぁぁぁ」
心の中で叫びながら、思いっきり深呼吸が、思いっきり気持ちいぃ。
さて、この日最大の楽しみが終わってしまいました。
後は下るだけ。
ルートは決めかねていました。
「草すべり」に行くか、「右俣」から「二俣」に出て、再び雪渓に沿って降りていくか。。。
とりあえず、山頂にいる人たちに聞いた結果としては、「草すべり」の方が多数。
「じゃ、草すべりにすっかっ」とあっさり決定。今回は人が沢山いるほうがいいので。
が、肩の小屋と通り、右俣への分岐に差し掛かったとき、もう一度地図をよぉぉく見直してみました。
草すべりルートより、右俣から二俣に出るルートの方が、時間が短い上に、昨日ちゃんとは見れなかった北岳バットレスを見れる可能性があり、しかもこの夏見納めの雪渓にもう一度お目にかかれるっ。
ということで、再び予定変更。
おかげで、晴れてる日のバットレス、雪渓を眺めながらのんびりと歩けました。
が、すっかり忘れていたのが、広河原から芦安駐車場へのバスの時間。
気がついたら、かなりギリギリ。いや、むしろ、ヤバイっ。
急遽スピードを上げてみたのですが、広河原について、つり橋を渡ったとき、
バスがぁぁぁ~。
次のバスは1時間30分後。
「ありえ~~~んっ」
と叫びたいところを堪えて、バス停で30分ほど待っていると、他の下山者が6人ほどになり、乗り合いタクシーが芦安駐車場に行ってくれることになりました。
「よかったよぉぉぉ」
思わず、後から下山して来た人に「ありがとうございますっ助かりマスっ」とお礼を言いまくりです。
バスを待つ余分な時間がなくなったおかげで、芦安駐車場近くのお風呂(温泉ではなかったような)につかって帰ることができました。本当にナイスタイミングで下山してくれたなぁ、と改めて感謝です。
今回は八本歯のスリルや間ノ岳からの景色がなかったのは残念でしたが、
晴れた中で日の出が見れて、北岳に登れて、
バットレスも見れて、
自分が寒すぎっと思った所でちゃんと花を咲かせている花たちの苦労を知ることができて
満足満足な北岳でした。
来年は、北岳バットレス~っ
に行けるように、クライミングも頑張ります。



