北岳と間ノ岳(あいのだけ)に行ってきましたぁ~っ。
北岳は日本第二高峰(3,193 m)、間ノ岳(3,189 m)は日本第四高峰。
北岳に行きたいっと思ったのは「キレイなヤマだなぁ、生で見てみたいナァ」と思ったからで、高さは知らなかったのですが、知ってしまうとやっぱり、ウズウズ、ワクワクするものです。
6月の富士山以来、久しぶりの3,000 m峰です。しかも、一度でふた山。
とはいっても、間ノ岳のことは登る前日まで知らなかったのですが、、、。
知らないことだらけで行くのは、まずいと思ってイロイロ調べてみると、一つだけ嫌なニュースが。
「甲斐駒ケ岳で親子連れの熊に男性が襲われ重症」
しかも、1週間と少し前のことですが、その熊たちはまだ見つかっていないとか。
えぇっと、、、1人っきりになるのは止めよう、と強く思ました。
ということで、ヒトが沢山登りそうな時間帯6:30頃に広河原を出発できるように、市営芦安駐車場を5:40に出る乗り合いタクシーに乗ります。
天気予報を見て分かっていたのですが、実際曇っていて、広河原への途中まったく山の形も青い空も見えません。
今までの山行で途中で曇ることはあっても最初からドンヨリで、少し寂しいです。
コース:(1日目)広河原 → 大樺沢 → 二俣 → 左俣 → 八本歯のコル → 北岳山荘
6:30 広河原出発
曇りでガスりまくりですが、広河原の登山口にあるつり橋を見たらなんだかヤル気になって来ます。
大樺沢までの道は途中で川近くを歩いたり、水が流れている登山道を歩いたり、かなり楽しいです。しかも、きっと雪解け水の冷気だと思いますが、物凄く涼しい風が吹き降ろしてきて気持ちいい~。
それから1時間ほども歩いていると遠くに雪渓が見えてきました。
雪渓の上をあるきたいなぁ、でも、下がスカスカそうだなぁ、とか考えていると、せっかく見えていた雪渓が霧の中に隠れて見えなくなってしまいます。風が比較的強かったので、時々雪渓が姿を現しては、霧の中に隠れます。山頂なんて全く姿が見えません。更に時間がたってくると、視界20 mくらいに。
更に2時間ほど歩いてそろそろ二俣かなぁと思うのですが、なかなかたどり着けません。自分としてはかなり歩いているつもりなのに。。。やっぱり目標が見えていないと無意識のうちにスローになってしまうのでしょうか。
と、途中、登山道の印が雪渓を横切るようになっています。
が、どう見ても危険そう。他のルートを探した方がよさそうです。
最近そういうのが分かるようになってきました。
如何したものかと思案していると丁度上から降りてきた人が、雪渓を横切らない迂回ルートを下ってきます。
「だよねぇ」
この迂回ルートを行く下山者を見なければ雪渓の上を歩いていたかもしれません。
アブない、アブない。
更に1時間ほど歩いた頃、上から降りてきた二人連れに「二俣まで後どれくらいですか?」と聞かれました。
「えっ、二俣はもっと上じゃないんですか?」と逆に聞き返すと
「いえ、どちらかっていうとそろそろ雪渓がおわりますよ」とのお返事。
二俣にはトイレがあったりするらしいですが、霧が濃すぎて全く気づかずスルーしていたようです。疲れるわけです。
そうこうしていると雪渓がなくなり、ものすごい急登が始まります。
最近キツイ登りも休まないで同じペースで登れるようになったので楽しいです。
でも、「霧」だらけで、目標がみえないのが、、、悲しい。
と、八本歯ノコルあたりだと思うのですが、一瞬霧がはれて、あの「北岳バットレス」が姿を見せてくれました。さっきまで何にも見えなかったのに。
「ラッキィィっ!」
目を凝らしてみると、登ってます、ヒトがっ
「うひょぉ、物凄くうらやましい。イイなぁ。」とっても楽しそうです。
ちょうどこの日の前日に「岩登りデビュー」をして、すっかり岩登りも気に入ってしまった勢いで、すでに北岳バットレスにも興味を持ってしまっています。今回は見るだけですが、来年は登りたいものです。勿論、それなりのトレーニングをしてからですが。でも、かなり本気です。
カメラを取り出している間にも霧がバットレスを隠そうとします。慌てて一回シャッターを押す先から、どんどん霧が濃くなってきます。
「登っている人たちは大丈夫なのかナァ」と思いながら、こちらも歩を進めます。
ハシゴがいくつか登場し始めました。
「おっ、コレが八本歯の、アレだ」と慎重にのぼるのですが、どうも聞いていたほど危険を感じません。きっと霧のせいで周囲の様子が分からないので高度感がないせいかもしれません。
気がつくと、もう最後のハシゴ。
思った以上にあっけなく八本歯のコルが終わってしまいました。
やっぱりココは晴れているときに来たいものです。そうすれば、バットレスも一望できるらしいですし。
本当はこの日のうちに北岳にも行きたいのですが、明日のお楽しみです。
とりあえず、今日の宿泊先、北岳山荘に向かいます。
そう、ココからが凄かったです。何がか、というと、「高山植物」です。
「花」がスゴイんです。
正直、普段からあまり興味がなくて、「あ、花が咲いてる~」位に思っていたあのですが、はっきり行ってこの日はめちゃめちゃ寒くて、暴風用にレインウエアを着込んでいたくらいで、休もうものならあっという間に体温が下がって大変なのに、花があちらこちら至る所に咲き乱れてて。
霧で展望はありませんでしたが、自分なら絶対に生き残れないと思うような厳しい自然環境の中で咲いている花に、「スゴーーーイ」と大感動です。
知っているヒトにとってはシーズンだとか、シーズンオフとかがあるのでしょうが、こちとら初めて見るのですから、ウキャウキャと大喜びで、天気が悪いときの登山者としては異様なくらい、スキップしそうな勢いで山荘まで歩くことができました。






