富士山から戻って1週間程は膝の内側が腫れて、それ以降も2週間程は無理をしないように比較的おとなしく、走りに行くことも止めていました。
おかげで、膝の痛みは全く感じなくなっていたのですが、どうもウズウズして仕方がありません。ちょうどウズウズが最高潮に達しそうだった7月の某週末、たまたま大菩薩嶺近くに行く用事があったので(本当はそれほど近くはなかったですが)、大菩薩嶺(2,057 m)に登りました。
2008年7月某日(快晴)
コース:丸川峠分岐(駐車場)→丸川峠→大菩薩嶺→(唐松尾根)→上日川峠→丸川峠分岐(駐車場)
10:20 丸川峠分岐駐車場(1,020 m)から丸川峠に向けて出発です。
出発遅いです。
予定しているコースは計6時間と復帰戦としては少し工程が長い気もしますが、
痛めた膝が利き足だったことから歩き方に問題がないかをチェックしながら、
自分の基礎体力チェックとしてコースタイムの9割の時間で行ききることを目標に設定します。
駐車場から丸川峠までの急登でゼーゼーしながらも自分の歩き方を観察していると、大きな段差になると利き足の右足ばかりで踏ん張っていることに気づきました。
「これはイカン」ということで、できるだけ左右同じ負担になるように気をつけて歩きます。気をつけてみれば、それはそれで楽しい作業で、よいペースで歩けてる気がします。
ところが、自分の記憶では1時間で着くはずの丸川峠に1時間経っても着きません。
「もしかして、通り過ぎた?道間違えた?歩くのが遅すぎ?」
見ると登山道を示す赤いテープはきっちりとあるし、峠らしきものは通っていません。ということは「歩くの遅すぎ」パターンということに、、、。
「それはイカンでしょう。」チョットだけスピードをあげてみます。
が、トータル1時間20分程歩いているのに、、、着かないのです。
「おかしぃ…。まさか、こんなにちゃんと赤いテープが貼ってある道なのにロストした?」
この段になって漸く地図を開いてみると、
ナント「1時間」と思っていた丸川峠までの工程は「2時間」。
「・・・」
11:50 丸川峠到着
気を取り直して歩き始めて数分で丸川峠到着。結果的には1時間30分で到着。
なぜかむなしい。
教訓① 地図はちょくちょくチェックしましょう。(基本っ!)
丸川峠に着く直前は開けた道で、まるでピクニック気分で景色自体は非常に気持ちよいものです。しかも、雲ひとつない、、、いえ、ちょっとだけ雲はありますが、山の空だぁと思える青空です。
大菩薩嶺に向けて歩き始めると、ムシが大量に登場。
実は僕にとってはこの大菩薩嶺が「初」の「夏真っ盛り」中の山行でして、こんなに虫がいるとは、、、とビックリです。自分の頭の上にやぶ蚊かを一山飼っているくらいで、
「どうしてくれよう、、、」
仕方なく、ずぅっとタオルをグルグル振り回して、ムシを追い払うのですが、如何せん疲れます。が、休もうものなら、彼らはこちらの顔にもうアタックをかけてきます。
「ヴーーーーっ」
仕方なく、延々タオルを振り回して歩きます。しかも、ムシから逃げたくて、かなりの早足になります。丸川峠までの急登ほどではないですが、登りはのぼりです。「休みたーい」と思っても、立ち止まろうものなら、頭上でタムロし始めます。
「もぉーーーっ」
教訓② 夏山は虫対策必須(これも基本っ!)
12:55 大菩薩嶺着
結局一度も休憩できずに、気がつくと大菩薩嶺に、、、。
13:05 雷岩着
「視界が開けたっ」と思ったのですが、さっきまで青空を見せていた空がいつの間にか雲に覆われ、あたりも霧が、、、。
眼下は一面真っ白で、何も見えません。
しかも、ムシにも覆われ、、、。
おなかぺこぺこなのに、ご飯を食べようとすると口元にムシが突撃してくるので、ウィダーインゼリーだけ摂取。雲行きが怪しいので急いで下山です。
13:55 上日川峠着
空は何とかもちこたえてくれていますが、遠くで「ゴロゴロ」が聞こえます。
登山道口を探していると、、、出ました「熊出没注意」の『看板』。
注意、、、しますよ。前に槍ヶ岳に行った帰りに遥か彼方とはいえ熊を見たことがあると、とてもじゃないですが、だたのCautionと思えません。
雨が降りそうなこともあり、早足で歩きながらも、深呼吸をして「獣臭」がしないか、足跡とかないか気をつけながら、視界も広くもつよう気を配りながら、、、。
「気、気疲れする。。。」
15:05 丸川峠分岐駐車場着
全工程で4時間45分。コースタイムの8割弱。期待よりだいぶ早いですが、不可抗力というか。どうも釈然としませんが、昭文社の地図のコースタイムでその程度で歩けるポテンシャルはある、ということにしようと思います。一応、歩き方チェックもできたし、目的は達成です。それに、教訓も得られたことですし、山頂での景色はゼロでしたが、得るものはあったかなと思います。

