1日目の夜
立山室堂山荘にはスキー板を持っている人がたくさん宿泊していました。
聞いてみると、なんと「ばっくかんとりー」をやっている人たちでした。
あの、ロープウエイに乗っているときに見た、物凄い斜面にスキー跡を付けた人たちにも出会いました。
「すっごーーいっ!カッコいいっ!生きて戻ってこれてるぅ」
スキーをやったことがないので同じことができるようになれるとは思いませんが、、、
でも、できるようになりたいっとアブナイ考えが浮かんでしまいました。もちろん当面はきちんと道具を使いこなして、雪山をちゃんと登れて、降りてこられることが目標です。バックカントリーでスキーやスノーボードをやるには、滑るポイントまで自分で板をもって、あるいは履いて上がっていかなければいけませんから。。。先は長いですが、高い目標があると、そこにたどり着くまでのいろんなステップが楽しくなるので、新しい楽しみが増えてお得な気分になりました。
普段出会わない分野のヒトに出会えるというのは本当に楽しいです。
2008年5月某日 (2日目)
さて、いよいよ雄山 (3,003 m) に登ります。
びっくりしたのですが、前日の夜から雨が雪に変わって、若干ウェットな深雪が積もっていました。
なんとなく、「ラッキー」。
9:30出発なので8:00頃朝食をとってゆっくり準備をはじめました。
そのとき重大なことに気づきました。
使い勝手を試そうと思っていた「CAMELBAKのHydration systemを忘れたっ」。
小休止のときペットボトルでの吸水方法だとザックを下ろすので面倒、と感じてHydrationを購入してたのに。。。
「あぁぁ」。ぐぁっかりです。
しかたなく、500 mLペットボトルに水を入れて装備。
まぁ、それはそれとして、今日はアイゼンを使っての雪山登山(入門)です。
いよいよ出発っ!
雄山までの道のりは「雪」で覆われていますが、途中の一ノ越 (2,700 m) まではほとんどなだらかな道のりなのでアイゼンなしで歩きます。アイゼンなしで雪上を歩くフラットフィッティングの練習みたいなものです。
参加者みんな年齢も登山歴も違うのでペースが違いますが、できるだけみんなでペースを合わせて歩きます。
1時間弱ほどで「一ノ越」に到着です。
さて、ココから登山ぽく、斜度が上がるので、ココで「アイゼン装着っ」です。
昨日一度装着しているので比較的にスムーズに装着完了。
今まで使っていたダブルストックの一本をしまって、ピッケルを出します。
そして、登山教室なのでみんなでタイトロープで繋がります。
と、一ノ越で準備をしていると、昨日山荘で会ったバックカントリーの人たちが板を担いで到着。
そして、わらわらと板を装着し始めました。
「もしかして??」 と見ていると、
「すごいねぇ、今からあそこまで登るんでしょぉ」と声をかけてくれました。
「いやいやいやいや、スゴイのはにぃさん、ねぇさん方ですよぉ」
そうこうしていると、
今登ってきた道の裏側?の「滑り落ちたらヤバイですよっ」というところから、次々に滑走開始。
「うひょぉ!いってらっしゃーーーいっ!! ご無事のご帰還を~~っ」
あっという間にとんでもない斜面を滑り降りて行って姿が見えなくなってしまいました。
「やっぱりあの人たちは、スゴイ人たちだ」とわけのわからない納得をしていると、「じゃ、出発しまーーす」とこちらも出発です。
雄山頂上までの標高差は約300 m。すぐそこです。
ただ、頂上を見上げると、うーーん、数字ほど近くは感じられませんです、はい。
ですが、気分が高揚しているのか、登っても登っても全く疲れません。
全員のペースを合わせるために全体のペースがゆっくり目だったせいもあるかもしれません。
途中まではトレースがあるところを歩いていたのですが、途中でガイドさんが、
「みんな大分慣れてきたから、こっちに行こう」とトレースから外れて歩くことに。
それはそれでよいのですが、トレースから外れる道というのが、さっきバックカントリーの人たちが滑り降りて行った斜面のようなところ。
「わおっ」とドキドキして歩き始めたのですが、これが結構楽しい。いや、ものすごく楽しっっ!!
雪がかなりしまっていて、雪にしっかりアイゼンが効くし、
誰の足跡もついていないところを歩けるし、
振り返れば普通の道を歩いていたのでは見られない、高度感満点の見晴らし、遠くに見える北アルプス。
「きもちぃーーっ」
頂上直下はチョットだけ雪とガレが混じった感じでしたが、すんなりクリアして「頂上」です。
頂上からはすぐ隣 (と思えるところ) に剣岳。
「今度来るときは、あっちに行きたいなぁ」と思いつつ、山頂で軽くエネルギー補給をして、下山開始です。
下りは下りでしばらくはトレースのあるところを歩いていたのですが、途中からトレースのないところを降りさせてくれました。
「チョー楽しいぃよぉぉ」
ガイドさんがちゃんと安全確保をしながらも楽しくいろんなことにチャレンジさせてくれたおかげで、大大大満足の初雪山体験ができましたっ。
登山教室に一緒に参加した他のメンバーの一致した感想は「アイゼン最強っ」でした。
いやぁ、山ってホントにいいものですねっ!

