優しい世界どうして皆、 こんな私のこと気にかけてくれたり、 優しさを分けてくれたりするんだろうって ずっと思っている。 ふと 『あんたにはそれだけの価値があるんだ』 と言われたことを思い出した。 あの激動の日々は もうずっと昔のことのよう。 出来なかった謝罪と、進めなかった未来。 そして、踏みにじられたココロたち。 初めて登った蓼科山の空は広くて、そして夏の空でした。 それがあまりにも優しい世界だったから 私は。