今ならその意味も
この歌の存在価値も
あの時よりもずっと強くわかる。
失われた箇所は
失われたまま
満ちることなく生きていく。
それでも、日々は続いてく。
それでいいんだと思っている。
あなたを愛した日々は
すごく短かったけれど全てが特別だった。
言葉、音楽、映画、料理、写真、そして満月。
他人とあれだけ心が通じたと思えたこと。
一緒に過ごしたたった少しの時間にはいつも美しい光があった。
星空、夕陽、満月。
他にも雨の匂いや風の音、そして雪、つがいの鳥たち。
私達にしかわからない方法で
私達は色んなものを共有できた。
あなたの目に映る私の姿を覗きこむのが好きだった。
その笑顔があれば他に何もいらないってあのときは本当に思った。
そういう、愛だった。
生涯、たった一度あるかないか、
そんな素晴らしい気持ちだった。
どうか幸せに笑って。
私はこれから先も、
あなたの幸せを日々ただ願っていますpq