なんて自称アイスクライミング嫌いな私がゆってみた。
初めての足尾。
その荒涼感が独特で、日本ぽくない。
なんとなく、ネパールににている気がした。
どこにはいるかは行ってから決めようということで、
適当に。後で調べたら黒沢だった。
おお、おお、なんだか素敵。ワクワク
私は赤岳鉱泉のアイスキャンディー、
霧積温泉、雲龍渓谷の燕岩の氷柱、
南沢小滝、ジョーゴ沢でトップロープくらいしか経験がなく。
しかもなんだかいつもそんなに楽しくない・・。
その理由はわからなかった。怖かったからか。
でも、フリークライミングも去年は頑張ったし、
ちょっとは違うかな?
でもまた全然登れなくて相方さんにがっかりされるのだろうか・・
とか思ってたら、F1がデーン。(15m)
こんなのはロープださないんだって。
やだやだ、確保して~という私のためのバックロープ。
でも案外滝は寝ていて、
そして暖かさもあって苦じゃない。
というか、なんかいい感じ。
駐車場をでるときに、
フリークライミングみたいなもんだよ、
と言われて、そうなんだ!って肩の力が抜けたのかも。
少しナメを越えるとF2デデーン!!(20m)
アイスクライミングはすごいランナウトするんだなぁと
眺めながらぼんやりと思う。
F2の上にはすぐにF3が(50m)
大きくて幅広くてかっこいいー!
フォローで登る。
水が流れてる。
でも傾斜は緩く、落ち着いて登れる。
今までの辛いアイスクライミングはなんだったんだろう、
って思うほど、普通にフォローできた。
振り返ると高度感と、良い眺め。
こういうアイスクライミングがやってみたかったんだぁ。
んで、50m懸垂下降をして
さらに懸垂下降してF2の下に戻った。
アイスクライミングではリードをしたことがなかった私。
一生そんな日はこないだろう(こわい)、
今日もフォローで楽しめればいいのだー
と当日朝まで思っていたのだけど、
「じゃあ今日はリードするんだよぉ(笑顔)」
と相方さんに言われていたこともあり、
リードかぁ、できるならやろうかなぁという気持ちになっていた。
で、F2を懸垂中に眺めて、
これなら大丈夫!と思ったので
「この滝でリードするっ(キリッ)」
となったのです。
スクリューも試しに1~2回しか入れてみたことがなかったので、
使い方のおさらいと、
どんなとこに決めるのか、(なるべく平らな面、つらら部分はダメ)
どんな体勢で決めるのか、(腰位置で)
を教えてもらい、リードしました。
20mに対してスクリューは6本。
全て腰クリップ、ランナウト当たり前、
つまり、落ちてはいけない、が基本なんだなぁと
身をもって感じた。
後、難しいところでは立ち止まらないが大事。
ラスト1本のスクリューを決めてから
落ち口までが落ちないにしてもランナウトして
一瞬怖くなって、動きが鈍くなったり。
でも、これなら落ちない落ちないって気を取り直して完登。
30分も張り付いてたみたい。
スクリュー入れるのちょー手間取ったからなぁ。。
でも、
Ⅳ-、20mのいいなって思える滝でリードデビューできたことは
私とっても嬉しい!!やってよかった!
帰り際に眺めた黒沢のF2とF3はかっこよかった。
こういうアイスクライミングならもっとやりたいし、
もっと早く出逢いたかった。
今度は、相方さんがもっと奮闘できる所に
一緒にいけるとよいなぁと思う。
足ひっぱらずに、フォローできるように頑張るからね。
相方さんには去年は外ボルダー、ナチュプロデビューをさせてもらった。
今年はアイスリードデビュー。
本当にそんな日はこないと思っていて、
持っているアイスクライミングの道具なんて全部売ってもいいと思ってた。
でもこの人が背中押してくれると、
やってみようかなって思えるんだよなぁ。
いつも情けない姿ばっかりみせているけど。
強くなりたいんだ。
赤石沢のときみたいな情けない自分は
自分が嫌だから。
☆行動記録
駐車場925~黒沢F1下1055/1120・・・F2 1155・・・F3 1235・・・F3上1345
・・・(F2で練習)・・・取り付き1540/1600?~駐車場1720
気温は高め。