9/25 @JAMライブレポPart2(ハウプトハルモニー,ギャンパレ,東京女子流) | アイドルKSDDへの道(仮)

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心に茨を持つ山梨県民こと「やまなしくん」のブログ。基本UKロックが好きですが、最近はもっぱらオルタナティブなアイドルさん方を愛好しています。

Hauptharmonie(ハウプトハルモニー)という5人組のグループは、最近特に気になっていたから、今回のアットジャムでぜひとも見たかった。なぜなら、曲が良いから。曲が良すぎる。個人的には、アイドルポップスとしてはNegiccoとタメ張るレベルだと思っている。(方向性は違うが)

実は1回だけライブを観たことがあって、それは今年の6月12日、渋谷のライブハウスでで催された対バンイベントだった。あの時、フロアで暴れるオタクたちに面食らったのだが、今回は果たして…。

メンバー達は、あの、麻袋のような衣装と裸足でステージに出てきた。キラーチューン「Kidnapper blues」が始まると、フロアは熱気に包まれた。この曲、椎名林檎やエゴ・ラッピンみたいで、むちゃくちゃカッコ良いんだよ!



そして間奏で、オタクの皆がフロアの真ん中にスペースを作ったかと思うと、やっぱり…そこへ周りのオタクが一斉に突っ込んでいき、壮絶なモッシュが始まった!僕もそれに加わった。

楽曲に親しんだせいか、前回感じたようなサグい雰囲気は感じられなかった。音楽を愛しているからこそ、(他人に迷惑をかけない限り)好きに盛り上がるのは正しいし、僕はそんな心持ちで、モッシュを楽しんだ。(逆に言うと、ただ騒ぎたいだけの人はNG。)

ステージも観たが、歌もダンスもしっかりしていて、楽曲の勢いに任せているだけではない、ということも確認できた。ハウプトハルモニーは17:20から2回目のステージがある。それも絶対観るつもりだった。

メインステージに立ち寄ると、バンドじゃないもん!がステージを繰り広げていた。歌ったり、踊ったり、楽器を演奏したり、情報量の多いライブだ。そしてフロア後方では、オタクの方々がオタ芸を繰り広げていた。最近は少なくなったと聴くが…オタ芸文化は、バンもんのライブにはしっかりと受け継がれていたのである。

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さて、その次は、POPから改名したギャンパレことGANG PARADEのステージを観ることにした。ライブを観るのは今回が4回目だった。全力パフォーマンスが持ち味のグループだ(と僕は思っている。)

しかし懸念事項があった。先日、メンバーがシグサワアオが脱退して4人に。そして最近、イヌカイマアヤが復帰未定の休養に入り、3人だけでのステージを余儀なくされているのである。この逆境にあって、メンバー達は大丈夫だろうか…。

それは、ステージが始まってすぐに分かった。これまでと同じく、みんな笑顔で、全力で、ステージ上で歌い踊っていた。途中でメンバーが横一列に並んで肩を組む振りがあって、それに合わせて、オタクの皆さん方も隣同士で肩を組んだ。僕もついそれに加わって、右へ左へと大移動。うわーなんか楽しいよ!

僕の好きな「Pretty pretty good」も演ってくれた。この曲何度聴いてもカッコイイ。



そして最後は「Plastic 2 mercy」…EDMテイストのこの曲に、気分もさらに上がった。フロアには20人くらい、青いユニフォームみたいなTシャツを着た人がいて、その方から青いサイリウムを渡された。青色担当のカミヤサキ界隈の人たちが、誕生日に合わせてサプライズ演出をやっているのだった。

逆境の中にあっても、それを感じさせないパフォーマンスを見せたメンバー。そして自腹を切ってサイリウムを買ってサキちゃんの誕生日に華を添えたオタクの方々…両者の絆を感じた、素晴らしい現場だった。

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その後は、会場外のスペースで催される「特典会」に参加した。(sora tob sakanaとMaison book girlの特典会の様子は前投稿に記載。)

ハウプトハルモニーとは、前回の初現場の際に、黒髪ボブがきれいな茅ヶ崎りこちゃんに撮ってもらった。僕は暫定的にちがちゃん推しなので、真っ先にチェキ列に並んで、写真を撮ってもらった。

以前に一回チェキを撮ったことを伝えると、彼女は必死に思い出そうとしていた。覚えていなくて当然なので、なんか申し訳ない…。「曲めっちゃ好きだったので久しぶりにライブ観られてうれしかったです、次の回も観に行きます!」って話を、僕はしていたと思う。名前を伝えて、別れた。

そして、アイドルオタクらしく、もう1回別のメンバーとチェキを撮るに及んだ。寺田珠乃(じゅの)ちゃんである。ツイッターでフォローしているのだが、実は一度、彼女が夢に出てきたことがある。それはチェキ撮影のとき、じゅのちゃんの身長が僕よりもずっと高い…という、謎の夢だった。

そのことを話すと、うれしいと言ってくれた。「山梨から来ました」「山梨って有名なのは…梨?」「桃とぶどう」「私たちが出るステージ(ピーチステージとグレープステージ)と同じ?すごい!奇跡が起こってる!」…と、たいへん喜んでくれた。アイドルさんとのお話でこんなに喜んでもらえたのは、初めてのことだった…。

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さて、特典会の後はしばらく見たいテージがなかったので、休憩タイムにすることにした。屋外の駐車場に屋台が並べられ、そこが休憩スペースになっていた。(椅子等は無かったが。)そこで、でんぱ組.inc相沢梨紗と夢眠ねむが監修したフードが売られていた。「これは…食べなくてはなるまい…!」と、僕は相沢様のレシピを再現したという、トマトカレーを買って食べた。トマトの爽やかさが効いてておいしい。エビはちょっと食べずらかったけど、見た目にもナイスな一皿だった。

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アスファルトの上に腰を降ろして休んでいると、知らないオタクのお兄さんに話しかけられ、虹コンこと虹のコンキスタドールのCDをもらった。おそらく特典会参加のために複数枚買ったものだろう。それを宣伝に用いる…というのは、オタクらしい、実にオタクらしい誠実な行動だ。興味があったのでありがたく拝受。ちなみにそのお兄さんがradioheadのTシャツを着ていたので、「もしかして先月のサマーソニックでここに来てませんでしたか?僕もレディオヘッド好きなんですよ!」と、ついつい話しかけて会話してしまった。

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メインステージへ戻り、東京女子流の前に、こういう機会でなければ絶対見ないであろう男性アイドルグループ、超特急をチラ見した。曲はOne Directionみたいな感じ。衣装がメンバーごとに異なってた。驚愕したのは、本人たちではないが…前方にいた女性ファンが、左右に2本、合わせて4本のペンライトを同時に持って応援していることだった。それも一人だけではなく、たくさんいる。うーん、大半の女性アイドルのオタクは、超特急オタの女子に負けてるぜ!

さて、東京女子流は1枚アルバムを持っているものの、それも4年前の作品。最近はほとんど追っていなかった。が、パフォーマンスに定評があるということもあり、この機会に確かめようと思った。

うっ、上手い…歌と、特にダンスが完璧すぎる!そして楽曲はガチなEDMだった。うーん、かつて僕が好きだったファンク歌謡曲からは離れてしまったなー。(後で知ったことによれば、そっち系の曲は1日目に披露したらしい。)けれど、パフォーマンスの素晴らしさと楽曲の本気度は疑いようがなかった。曲はカッコ良かったし、特に新曲?が、「ファンク・オデッセイ」の頃のジャミロクワイっぽいかも…なんて思ったりして気に入った。僕は曲にあわせて踊っていたけど、周りの観客のほとんどが棒立ち。うーん、オタクの皆はもっと踊りなよー!と、個人的には思った…。



(つづく)