宮城谷さんの本は読書中です
中華には長者という言い方がある 単に祐徳の年長者ということではなく 人のために命を投げ出して働くと言う 侠気のある人を指す
孟嘗君は長者の先駆者である 父親は 斎の宰相である もうしょう君は人が好きで好きでたまらなかった人であろう
どのような人でも人間として生まれた限り良いところがあるのではないか
その長所を認めてやりたい そのような気が旺盛なもうしょう君は 盗賊でさえ 食客に加えたのであるから
その人格の幅の広さと彩の豊かさは限りがない
その盗賊に函谷関などで危機をすくわれるお話はあまりに有名である
清少納言の歌でよく知られて いる
彼の父親のそばには孫氏がいた そう考えているとその時代は戦国時代ではあるが自由な発想していたわけで
もうしょう君もその空気を得て、はつらつとしこうして行動していたのではなかろうか
それであるが故に 天下に愛された 中華の古代の人々は元気が良いと思う
その人生を描くには一回一回丁寧に書くしかない と腹を据えた
予想よりもうしょう君は偉大な人物であり。小説を書いてないのにもうしょう君に教えられた ありがたかったし嬉しかった
