昨日、5月14日の夕方、ドアホンが鳴り、娘がそそくさと玄関へ。
私が「誰?」と聞いても要領の無い答え。
カミさんに「誰が来たの?」と聞いても「新聞屋さん」という返答。
我が家は夕刊とっていないし…
新聞代は振り込みだし…
新聞屋さんが我が家に来るのは早朝しかない…
訳も分からず暫くすると…
娘が「ハイ、これあげるちょっと誕生日には
間に合わなかったけど…」とクリアファイルに入ったモノを私にくれた。
写真では切れてしまったが左下に『思い出新聞』とある。
中身を見て見ると……
古そうな新聞のコピー。
日付は…
昭和50年(1975年)5月12日。
あ、ナルホド、そういう事か…。
これ、私の誕生日の中日新聞なのね
中日新聞の過去新聞を販売しているサイトを以前見たことがあったがそれがこれか…
「日本で唯一の原子力船「むつ」の新母港が
大湊港から対馬の浅茅湾に内定」
が一面。
あれ私の記憶が正しければ「原子力船むつ」って確か47年に放射能漏れ事故起こしていなかったっけ?
細かい字を読むと問題調査委員会で「安全性は確保できる」として地元を説得するそうだ。
現地は賛否両論と書いてある。
…原子力に対してアレルギーのある長崎県民が原子力船の寄港、母港を認めるのか?
…と私は率直に思ったが、Wikipediaで原子力船「むつ」を調べてみると、対馬が母港に…とは一言も書いていない。
きっとこの内定は破棄されたんでしょうね。
そしてもう一つの一面記事。
「英女王夫妻 伊勢神宮をご訪問 鳥羽でご滞日最後の夜」
そうそう、当時、エリザベス女王が来日していた事は知っています。
子供の頃に購読していた学研の本に自分たちの誕生日の出来事が特集されていて、5月12日は「エリザベス女王 帰国」とあったのを覚えています。
その項目で「つまんない日だなぁ…」と子供心に落ち込んだ覚えがあります。
前日に伊勢神宮を参拝していたのね…
まあ、これ、5月12日の新聞って事は
中身は前日の5月11日のニュースだからね…。
実際に欲しいのは、5月12日の出来事が分かる
5月13日の新聞なんだけど…
…とは口が裂けても言えず、有難く頂きました。
有難う…子供たちよ…
ちなみに、我が家の二人の子供が生まれた日の新聞と(私の懸念と同じ事を子供たちが持たない様に?)誕生日の翌日の新聞は今でも大事に保存してあります
子供たちが大人になったら渡すつもりです