Golf Classic 2017/5月号の117モデルの7番のデータから
昨年からの継続モデルが残り50ぐらいあるので、
5番と7番の数値より、設計意図を検証していきます。
尚、7番アイアンの継続的な数値が無い為、
本当の意味での市場平均値がありません。
したがって、
その都度その都度の検証でのコメントが、
分析を積み重ねる内に色々なことが見えて
変化することも考えられますので、その点はご了承ください。
ヤマハRMXシリーズIRON検証
モデル名 |
番手 |
重心距離 |
重心角 |
重心高 |
実重心高 |
F.P. |
RMX116 |
No.5 |
35.7mm |
11.0度 |
18.1mm |
16.4mm |
3.0mm |
No.7 |
35.0mm |
12.2度 |
18.4mm |
15.9mm |
3.5mm |
|
RMIX116 TUBL |
No.5 |
38.0mm |
10.2度 |
18.7mm |
16.6mm |
4.3mm |
No.7 |
32.4mm |
12.2度 |
19.4mm |
16.1mm |
4.5mm |
|
RMX216 |
No.5 |
38.0mm |
13.4度 |
18.9mm |
17.1mm |
2.3mm |
No.7 |
37.8mm |
15.0度 |
19.3mm |
16.8mm |
1.8mm |
RMX116・RMX116TUBL:軟鉄鍛造
RMX216:マレージングSUS鋳造
重心距離に関しては
3モデルともだんだん短くなっていくフロー設計になっていると予測されます。
ただ116TUBLだけは、極端に短くなっている… 狙い!?たまたま!?
上から打てないプレーヤーにとっては、引っ掛けやすいのでは!?
重心角に関して
通常5番より7番のロフトが寝ている分、
必然的に実重心深度が深くなるので、
重心角が大きくなる傾向に対し
116TUBLと216は自然な感じで大きくなっている
116は、何故か急激に大きくなっている ※DATA間違いでの表現
ここまで大きくなっているモデルはなかなか存在しない…
引っ掛けが出やすいのでは!?
重心高/実重心高に関して
3モデルとも、重心高さは、
だんだん高くという理想的な設計になっている。
※実重心高さは少し低くなっている
※下記は重心高と実重心高との違いを表した図
総括
3モデルとも、素材・構造にかかわらず
基本的な考え方は
ロング~ショート番手にかけて
重心距離は同じ~だんだん短く
重心高は、だんだん高く
以上が基本のようです。
ただ、軟鉄鍛造の2モデルにおいて
重心距離が極端に短くなったり
重心角が極端に大きくなったり
もしかしたら、重心スペックは重視しないで
モデリング重視で作られているのかも!?
と思わせる重心データでした…
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