井浦新、杉田雷麟、井上淳一監督『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』INTERVIEW | C2[シーツー]BLOG

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 1969年を舞台に若松孝二監督が設立した若松プロダクションを描いた青春群像劇『止められるか、俺たちを』の続編。

 

 

 1980年代、ビデオが普及し始め映画館から人が遠のきだす中、それに逆行するように若松孝二は名古屋にシネマスコーレというミニシアターを作る。熱くなることが恰好悪いと思われていた1980年代を背景に、映画と映画館に吸い寄せられた若者たちの青春を描く。

 

 

 若松孝二監督に師事し、若松プロダクションにて助監督を務め、『戦争と一人の女』」やドキュメンタリー『誰がために憲法はある』などを監督、『男たちの大和』『止められるか、俺たちを』など数々の作品の脚本を手がけてきた井上淳一が、本作の企画・脚本・監督を務める。若松孝二を前作から引き続き井浦新が、シネマスコーレの支配人の据えられる木全純治を東出昌大が演じる。

 

 

 公開前の名古屋キャンペーンで、井浦新、 杉田雷麟、井上淳一監督が来名!シネマスコーレで撮影エピソードを語ってくれた。

 

INTERVIEW

 

 

 

MESSAGE

 

 

『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』

2024年3月15日(金)よりテアトル新宿ほか全国ロードショー

3月16日(土)よりシネマスコーレでROADSHOW

公式サイト

 

STORY

1980年代。熱くなることを恰好悪いとするシラケ世代が台頭し、ビデオの普及に伴い映画館から人々の足が遠のき始めていた。そんな流れから逆行するように、若松孝二は名古屋にミニシアター、シネマスコーレを作る。そして、結婚を機に東京の文芸坐を辞め、地元・名古屋でビデオカメラのセールスマンをやっていた木全純治を支配人に抜擢。若松に振り回されながらも、木全は持ち前の明るさで経済的な危機を乗り越えていった。そしてそこには、若者たちが吸い寄せられていった。まだ女性監督のほとんどいない中、金本法子は自分には撮りたいものなんか何もないと言いながらも映画から離れられない。映画監督になりたい一心で若松プロの門を叩いた井上淳一は、己の才能の無さを痛感しながらも、映画を諦めきれない。これからこれから、と木全が度々口にする言葉は、周囲を救った。涙も笑いも絶望も希望も、そこにはあった。

 

 

 

DATA

●監督:井上淳一

●出演:井浦新、東出昌大、芋生悠、杉田雷麟 、コムアイ、 田中俊介、向里祐香、成田浬、吉岡睦雄、大西信満、タモト清嵐、山崎竜太郎、田中偉登、髙橋雄祐、碧木愛莉、笹岡ひなり、有森也実、田中要次、田口トモロヲ、門脇麦、田中麗奈、竹中直人

●配給:若松プロダクション

 

(C)若松プロダクション