1988 年 10 月から TV アニメがスタートし、翌年の 1989年3月には劇場版が初公開。昭和、平成、そして令和と 3 つの時代を通じて日本中に「愛と勇気」を届けてきたみんなのヒーロー、アンパンマン。今年、映画『アンパンマン』シリーズ37作目となる待望の最新作『それいけ!アンパンマン パンタンと約束の星』が2026年6月26日(金)より全国公開。
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公開を記念して、新宿ピカデリーにて、映画『それいけ!アンパンマン パンタンと約束の星』公開記念舞台挨拶が開催された。イベントには、アンパンマンを演じる戸田恵子。ばいきんまんを演じる中尾隆聖。ジャムおじさん、めいけんチーズ、カバおなどを演じる山寺宏一。パンタンとともに虹の星を目指した冒険家・ニャックルを演じた津田健次郎。今回、ニャックルとの大切な約束を守るため、“虹の星”を目指して旅をしたパンタンを演じた土屋太鳳。雨や雷を操る雲の怪物で、パンタンやアンパンマンたちに襲い掛かるアマグモラを演じた EXIT・りんたろー。、ばいきんまんがアンパンマンを倒すために発明したメカだったが、コキンちゃんのいたずらによってユニークなメカに大変身!?キューティーバードロボを演じた EXIT・兼近大樹らが登壇。さらにアンパンマン、ばいきんまん、ジャムおじさんも応援に駆けつけ、会場に集まった多くのファンたちとともに最新作の公開を祝った。
REPORT
上映後の興奮冷めやらぬなか、イベント開始前から入場者特典の「みんなでふりふり♪マラカス」やアンパンマンやばいきんまんのぬいぐるみを手にした子どもたちの「アンパンマーン!」という元気な声が会場中に響き渡った。
イベントがスタートし、アンパンマン、ばいきんまん、ジャムおじさんが姿を現すと、客席からは割れんばかりの大歓声が沸き起こり、会場は一瞬にして温かな熱気に包まれた。その興奮が最高潮に達するなか、戸田恵子、中尾隆聖、山寺宏一、津田健次郎、土屋太鳳、EXIT・りんたろー。、EXIT・兼近大樹らがステージに登壇し、万雷の拍手で迎えられた。まずは、戸田が「足元の悪い中、ようこそお越しくださいました」と、台風の中駆けつけた観客へ心からの感謝を伝えた。続いて中尾が、開口一番「ハーヒフへホー!みんなよくきたなー!」とおなじみの決めセリフを響かせると、生の"ばいきんまんボイス"に子どもたちはもちろん、大人からも地鳴りのような歓声が上がった。さらに、ジャムおじさんやめ
いけんチーズ、カバおなどを演じる山寺がチーズの声を生披露。変幻自在の名人芸に、会場のボルテージはさらに高まった。
本作『それいけ!アンパンマン』への初出演を果たし、この日が初めての舞台挨拶登壇となった津田は、「めちゃくちゃ賑やかで本当に楽しいです!」と満面の笑顔。「声優を長くやっているんですが、『それいけ!アンパンマン』に一度も出たことがなくて、それがちょっとしたコンプレックスだったんです。今日でそのコンプレックスが消え去りました」と、念願だった国民的人気アニメへの参加を噛み締めた。
土屋は、「私がアフレコをさせていただく時には、先輩方の素晴らしいお声がすでに入っていて、その声にパンタンの心をぐっと引き出していただきました」とレギュラー声優陣への敬意を口にし、「演じながら、何度も胸がいっぱいになってうるっとしてしまって。この作品は本当に、たくさんの方の心
を包んでくれる優しい作品です」と、作品への確かな自信をのぞかせた。りんたろー。は、「日頃からアンパンマンに助けられっぱなしです。今日も子どもはアンパンマンの靴を履いて保育園へ行きました。ファミリーとまではいかないけど、遠い親戚くらいにはなれたのかな(笑)。感謝の気持ちがあふれて、アフレコ中も涙が止まりませんでした」と、2 児の父としてのリアルな親心を交えて熱弁。一方、兼近は「僕みたいなものがアンパンマンに出られるなんて……みたいなことは一切思わず!」と不敵にボケると、すかさずりんたろー。から「君は一番思って!」と鋭いツッコミが炸裂。息ぴったりの高速掛け合いに、客席は爆笑に包まれた。さらに兼近は「嬉しい、幸せ、最高!という気持ちをエネルギーに変えて、全力でアンパンマンファミリーに立ち向かいました」と、異色異例の挑戦への喜びを語った。
トークの矛先は、長年『それいけ!アンパンマン』を支え続けてきたレギュラー声優陣の"固い絆"へ。戸田が「来年でテレビシリーズは 40 周年を迎えます!」と明かすと、客席からは歴史の重みを称える大きな拍手が送られた。さらに戸田が「2 年前にニューヨークのカーネギーホールで公演をさせていただいたんですが、円安なのにわざわざ中尾さんが来てくださって。山ちゃん(山寺)はちょっと脅したら来てくれました(笑)」と暴露すると、山寺は「毎週スタジオで会ってるし、東京公演もあるのに、わざわざニューヨークまで行ったんですよ!」と身振り手振りを交えて熱弁。中尾も「長年やっていると調子のいい時も悪い時もありますが、そんな時にみんながさりげなく気遣ってくれて、のど飴がパッと出てきたりする。このたくさんの支えがあるからこそ、これからも頑張りたい」と、40 年近く寄り添い合ってきた仲間への絶対的な信頼を明かした。
すると山寺が「声優を 41 年やっているのに、このレジェンドたちの中では僕が一番若手なんです。スタジオでの会話は健康とか予防接種、保険の話ばかり(笑)」と裏話を明かして会場を笑わせつつも、「増岡弘さんから引き継いで 2 代目としてジャムおじさんを演じていますが、今でも学ぶことばかりです」と、偉大な先輩たちへの尽きない敬意を語った。この至高のベテラン陣との共演について、津田は「現場の安定感がとにかく凄まじい。大先輩しかいらっしゃらない空間で、あのキャラクターたちの声がリアルに聞こえてくるだけで猛烈に感動して、一瞬で子どもに帰るような特別な気持ちになりました」と、興奮気味に収録を振り返った。
続いて、最新作の見どころの話題へ。戸田は「今回は『約束』がテーマ。約束とはどういうものなのか、その本当の意味を教えてくれる作品です。大人の皆さんもぜひお子さんと一緒に、真っ直ぐな感動を受け取っていただけたら」と、本作に込められたメッセージを紹介。中尾は「小さい頃って『指切りげんまん』をよくやりましたが、大人になるとだんだん口約束のようになって忘れられていってしまう。ですが、年を重ねても、お孫さんや、お子さん、お母さんとの間にある『大切な約束の形』がある。そんなことを思い出しながら観ていただけたら」と、全世代の心に刺さる普遍的なテーマの魅力を語った。山寺は「今回は土屋さんが演じるパンタンが大活躍します。元々おじいさんだったけれど、心はそのままで若返るという非常に難しい役どころを見事に演じきっている。土屋さんはこれまで数々のドラマに出演されていますが、『わし』って言ったのは初めてじゃないですか?そこもぜひ注目して!」と、パンタンを演じた土屋を絶賛。その言葉を受けた土屋は、「パンタンは過去に強い後悔を抱えています。けれど、ピンチの瞬間に『その過去があったからこそ、今が素晴らしいんだ』と気付ける美しいシーンがある。誠実に生きていくことの大切さをパンタンから学んだので、その温かさを感じていただけたら」と、自身が演じたキャラクターを通して得た気付きを真摯に明かした。津田も「ちびっこだけじゃなく、むしろ大人の心にこそ深く刺さる作品。年を重ねることの尊さが描かれています」と語り、幅広い世代の胸を打つクオリティであることをアピールした。
イベント中、客席の小さな子どもが感極まって泣き出してしまうハプニングが起きたが、すかさず山寺がチーズやカバおの声で優しく語りかけると、会場は一瞬にしてほっこりとした空気に変貌。まさに『アンパンマン』の優しさが体現された、奇跡のような一幕となった。
終盤には、作品のテーマにちなみ「約束の場所」をお題にトークを展開。戸田が「40 年近く、毎週欠かさずアンパンマンの収録のためにスタジオに通い続けています。あのスタジオこそが、私の約束の場所です」と、人生を共にしてきた空間への愛を語ると、中尾も「雨の日も風の日も、どんなに辛い時も、『アンパンマンを頼んだよ』と言われたら『はい!』とスタジオに向かう。40 年積み重ねてきた、重く、愛おしい約束です」としみじみと振り返った。一方、津田は「これから先も、また作品に出して頂けたら……。たくさん魅力的なキャラクターがいるので、僕専用のレギュラーを一つほしいです!」と熱望。すると山寺から「じゃあ、カバおやってみる?」とまさかの無茶振りが飛び出し、客席は笑いに包まれた。土屋は、自身の原点となったあるドラマの舞台・能登への強い思いに触れ、「能登にみんなが笑顔で集まれる場所を作りたいなと思っています。その約束が叶った時には、ぜひキャストの皆さんにも、そしてアンパンマンたちにも来ていただけたら嬉しいです」と未来への約束を瑞々しく語った。続く、りんたろー。が「今日家を出るとき、妻に『牛乳と豆腐を買ってきて』と言われたので、帰りにスーパーに寄ってその約束を果たします!」とあまりに日常的な"約束"を披露して笑いを誘うと、兼近も「街で『写真撮ってください』と言われて急いでいる時、『今度ね』って言うんですけど、実は 1 度もまだ果たせていなくて。だからぜひまた街で見かけたら声かけてください、そしたらまた『今度ね』って言います(笑)」と、EXIT らしい不敵なやり取りで最後まで会場をノンストップの爆笑の渦に巻き込んだ。
最後に戸田が「大人だけでも気軽に映画を楽しめる『アンパンマンナイト』という特別な上映回もあります」とアピールし、「毎年映画を作るたびに『これ以上の最高傑作はできないんじゃないか』と思うのですが、今年も見事にその壁を更新できました。今年も今までで一番素晴らしい作品だと胸を張って言えます。ぜひたくさんの皆様に観ていただきたいです!」と力強く締めくくった。子どもたちの眩しい笑顔と、キャスト陣の愛にあふれた温かな絆に包まれた公開記念舞台挨拶は、映画の世界観さながらの優しく奇跡的な空気の中、大盛況のまま幕を閉じた。
映画『それいけ!アンパンマン パンタンと約束の星 』
2026年6月26日(金)より、ミッドランドスクエア シネマほかROADSHOW
公式サイト
STORY
遠い昔に、ある冒険家と交わした大切な約束を守るため、旅をしていたレッサーパンダのパンタン。
しかし、旅の途中で、ばいきんまんの赤ちゃんスプレーを浴びて子どもの姿になってしまいました!
アンパンマンたちに助けられ、旅をする理由と大切な約束を破ってしまったという後悔の気持ちをみんなに話します。
すると、「約束は守ろうとする気持ちが大切なんじゃないかな」とジャムおじさんに勇気づけられ『今度こそ約束を守る』と気持ちを新たに
し、クリームパンダと一緒に虹の星を目指すことにします。クリームパンダは「絶対にあきらめない!」とパンタンと約束をして冒険の旅につい
ていきますが、たくさんのピンチにくじけそうに。
そこへこっそり飛行機に乗り込んでいたばいきんまんたちも宝物を目当てにやってきて…。
何があっても絶対にあきらめない!と頑張るパンタンたち。
虹の星がもう一度輝いた時、約束の場所で見たものは…。
パンタンは今度こそ約束を守ることができるのでしょうか。
大切な約束と友情の物語―
DATA
■監督:矢野博之
■脚本:米村正ニ
■音楽:いずみたく 近藤浩章
■声の出演:アンパンマン/戸田恵子 ばいきんまん/中尾隆聖 他
■原作:やなせたかし(フレーベル館刊)
■テーマ曲:虹の星 ■主題歌:アンパンマンのマーチ
■配給:東京テアトル
(C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV (C)やなせたかし/アンパンマン製作委員会 2026