
1988年10月からTVアニメがスタートし、翌年の1989年3月には劇場版が初公開。昭和、平成、そして令和と3つの時代を通じて日本中に「愛と勇気」を届けてきたみんなのヒーロー、アンパンマン。

2024年に公開された映画『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』は、子どもから大人まで幅広い層に支持され、興行収入7.3億円を超える【映画アンパンマンシリーズ史上 No.1 大ヒット】となりました。そして今年、待望の映画最新作『それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!』が、2025年6月27日(金)より全国公開いたします。

今年の映画はアンパンマンが“お兄ちゃん”になる!?アンパンマンに憧れて、ヒーローを夢見る男の子・チャポンの物語がやってくる!公開を約1か月後に控えた5月20日(火)、アンパンマンの世界を体験できる「横浜アンパンマンこどもミュージアム」にて、映画『アンパンマン』最新作の魅力を余すことなく伝える【映画公開記念!みんなヒーロー!イベント】が開催!アンパンマンを演じる戸田恵子、数多くのアンパンマンの曲を歌うドリーミング、本作のゲスト声優としてチャポンを演じる蒼井優、ばいきんまんが発明したロボ 2 号ほかを演じるパンサー(向井慧・尾形貴弘・菅良太郎)らが登壇!さらに、アンパンマンとばいきんまんも登場し、映画公開記念!みんなのヒーロー!イベントを実施いたしました!
REPORT


「横浜アンパンマンこどもミュージアム」内にあるパンこうじょう前ひろばには、たくさんのこどもたちがアンパンマンの登場を心待ちにしていた。最初にアンパンマンが元気よく登場し、会場は割れんばかりの声援に包まれた!アンパンマンと因縁の決着をつけようとするばいきんまんが姿を現すと、さらに会場は大盛り上がり!

みんなのヒーロー〈アンパンマン〉の声を担当する戸田恵子と本作のゲスト声優を務める<アンパンマンを兄のように慕い、ヒーローになることを夢見る男の子・チャポン役>の蒼井優が登場!蒼井はプライベートでも訪れたことがあるという「横浜アンパンマンこどもミュージアム」での思い出を聞かれると、「私が手作りしたコキンちゃんの帽子を被せて娘と一緒に来ました。そこで子供の顔写真を入れられるキーホルダーを作って、じぃじ、ばぁばにもプレゼントしました。」と、会場でのエピソードを披露し、「横浜アンパンマンこどもミュージアム」の魅力を語った。

本編アフレコを終えて間もない蒼井に演じたチャポンというキャラクターについて伺うと、「娘が本当にアンパンマンのことが大好きなので、この映画を楽しんでもらうために、娘にバレないよう声を変えて頑張りました。」と、最愛の娘を意識して演技をしたことを明かした。つづく戸田は「アンパンマンが“お兄ちゃん”と呼ばれて慕われるシチュエーションは初めてなんですよね。アンパンマンも、チャポンと一緒に本を読み聞かせしたり、髪を拭いてあげたりなど、弟ができて凄い嬉しかったんじゃないかなと思いますし、れを意識してアフレコに臨みました。」と、アフレコ当時を振り返った。さらに、蒼井の役作りについては、「優ちゃんが娘さんのために声を変える努力をしたと言うけれど、娘さんはまったくお母さんとは気づかれないと思います!チャポンが可愛らしいのだけども、中盤から勇気をもってたくましく成長するところが素晴らしい演技で,,,素敵なチャポンが生まれたと思います。」と蒼井の演技を絶賛!

さらに、数多くのアンパンマンの曲を歌うドリーミングとともに、<アンパンマンとチャポンをやっつけるため、ばいきんまんが発明したロボ2号を担当するパンサーの向井と尾形、そして、ニンジンさん役を担当する菅が登場!尾形は「みんなサンキュー!ばいきんまんも反省しているんで、一緒にいいですか?」と先ほどアンパンマンに懲らしめられたばいきんまんと肩を組んで登場。「今日は晴天で、スーパー晴れ男だったやなせ先生が見守ってくれていると思います。」と、原作者のやなせたかし先生の晴男エピソードを披露し、続けてパンサー尾形のお馴染みのギャグ“サンキュー!”で会場を盛り上げた。

演じたキャラクターについて向井は、「我々は申し訳ないですけど、アンパンマンを倒さないといけないので、本気でロボを演じさせていただきました。」と意気込んだコメント。そんなパンサーの演技について戸田は、「まさにニンジンさんは凄い新鮮な演技で、この業界の人では味が出せないと思いました。」と菅の演技を絶賛。そしてロボ2号を演じた向井・尾形については「同じ言葉で何かを表現するのがとても大変なのですが、2人は“チャポン”と“メロメロ”だけで演技されていて素晴らしかったです。短い言葉にもパンサーさんの雰囲気が出ていて“さすがですね”としか言いようがなかったです。」と、声のお仕事として難しい演技を絶賛した。尾形はプライベートでお子さんと一緒に来たという「横浜アンパンマンこどもミュージアム」について、「おすすめが、ステージでやるショーなんですが、今この場所にアンパンマンと一緒に立てていることが子供に胸張れて誇らしいですね」と興奮気味に話した。
その後、ドリーミングを筆頭に会場のお客さんと登壇者で、テレビアニメでは流れないフルコーラスの「アンパンマンのマーチ」の生歌唱が披露された。「アンパンマンのマーチ」のお気に入りの歌詞をそれぞれ聞かれると、蒼井は「大人になってからなんですが、『今を生きる ことで熱いこころ燃える』という歌詞が好きで、仕事とか先のことを考えて不安になることが多い中で、今のことを考えて生きていれば、心が萎むことなく熱くいられる!と短い歌詞に意味が凝縮されていてとっても好きです」とお気に入りのフレーズを話した。横浜アンパンマンこどもミュージアムでは、特別エリア「しってる? やなせさん と アンパンマン」も期間限定でオープンしており、盛り上がりを見せている。アンパンマンの生みの親である、やなせ先生について伺うと戸田は、「朝ドラで『あんぱん』が放送されていて、やなせ先生の名言や日頃おっしゃっていた言葉を散りばめて放送されています。すでに出てきましたが“人生は喜ばせごっこ”と常々やなせ先生がおっしゃっていて、『戸田さん、困ったことや嫌なことがあったときは、人が喜ぶことをやりなさい』と先生に教わりました。窮地に陥ったときは、人に喜んでくれることをやろうと思います。」とやなせ先生からの言葉を振り返った。

つづいて、最近のアンパンマンにまつわる思い出を伺うと、蒼井は、「娘が喧嘩している友達に対して、アンパンマンがばいきんまんに言う『やめるんだ!』に倣って『やめよう!』と言う練習をしているんです。ある日、友達が喧嘩をしはじめたときに、勇気を振り絞って『やめよう!』と言っていたことがあって、娘自身がアンパンマンから学んでいることがいっぱいあるんだなと感じた瞬間でした」と思い出のエピソードを語った。つづけて、映画『それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ』をきっかけに 30 代中盤からアンパンマンにハマったという向井は、高知県にある「やなせたかし記念館」を訪れたというエピソードを話した。「展示されている原画やヒストリーを観て感動しながら回っていたんですが、その中にこの作品のポスターも並んでいて、蒼井さんと我々の写真も載っていたんです。原画やヒストリーの並びに自分たちの写真があることに、アンパンマンに携われた感動が沸きました」とアンパンマン愛を話した。さらに、菅は、「ダイエットで食事制限をしていて、一度道端でダウンしていたところに、アンパンマンがふぅっと来て『これをお食べ』と差し出してくれたことですね、助かりました!感謝です!」と、まさにヒーローであるアンパンマンとのエピソードで笑いを誘った。

そして、ヒーローになりたい子どもにアドバイスを伺うと、戸田は「答えは映画を見てもらうとわかると思うんです。カッコイイばっかりがヒーローじゃない、どこに向かって自分がヒーローになるかと言うことは、この映画をみて親子、じぃじ、ばぁばは子どもと一緒に考えてほしいです」と話した。蒼井は「みんな元気に生きていること、心臓を動かしてくれていることがお父さん、お母さんにとってはヒーローだと思います。のびのび遊んでください!」と 1 人のお母さんとして答えた。

イベントの最後に、「今作はついに 36 作目!今年もゲストの方をお迎えして素晴らしい作品に仕上がっています。アンパンマンの映画館は少し明るめになっているので、そんなに怖がることなく、ぜひお子さんの映画デビューはアンパンマン映画で、みんなで楽しく見て頂ければと思います。公開を楽しみに待っていてください。」とお客さんに挨拶し、イベントは幕を閉じた。



『それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!』
2025年6月27日(金)よりミッドランドスクエア シネマほかROADSHOW
公式HP

STORY
いつものようにパトロールをしていたアンパンマンは、空から落ちてきた不思議な男の子・チャポンと出会います。自分がどこから来たのかわからないチャポンは、アンパンマンたちと一緒に過ごすなかで、誰かを助け笑顔にする喜びを知り、「ヒーローになりたい!」と願い、アンパンマンを兄のように慕うようになります。
しかし、チャポンの出生の秘密を知るばいきんまんが現れ、衝撃の真実を知ることに。涙の雨を降らすチャポンを優しく包み込むアンパンマン。
「生まれた意味は自分で決める!」チャポンはみんなの笑顔のため、アンパンマンと一緒にばいきんまんに立ち向かうのでした―。

DATA
■監督:橋本敏一
■原作:やなせたかし
■出演(声):戸田恵子、中尾隆聖、蒼井優、パンサー
■配給:東京テアトル
(C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV (C)やなせたかし/アンパンマン製作委員会2025