由紀さおり、小林豊・本田剛文(ボイメン)、秦建日子監督登壇!『ブルーヘブンを君に』完成披露試写会 | C2[シーツー]BLOG

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 地方創生ムービー・映画『クハナ!』『キスできる餃子』を手がけた秦建日子監督が、第3弾として取り組むのが、岐阜県西濃エリアをメイン舞台にした映画『ブルーヘブンを君に』。

 

 

 「夜明けのスキャット」でデビューしてから2019年に50年を迎え、コンサートツアー、ひとり芝居など、今なお精力的に活動する由紀さおりの映画初主演となる本作は、不可能の代名詞といわれた「青いバラ」を品種改良により生み出した実在のバラ育種家の女性をモデルに、いくつになっても夢を諦めない人生の素晴らしさを描く感動作。

 

 

 共演に、BOYS AND MENのメンバーとして俳優業にバラエティにマルチな活躍をみせる小林豊と本田剛文、『ここは退屈迎えに来て』『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』の柳ゆり菜。さらに、大和田獏、寺脇康文など実力派の豪華俳優陣が脇を固める。大野町の河本バラ園で開発された青いバラ「ブルーヘブン」を軸に、スカイスポーツや木曽三川など地域の魅力を盛り込んだ物語が展開する。

 

 

 今回、全国公開に先立ち、2021年4月24日(土)、 映画のロケ地である岐阜県の<ぎふ清流文化プラ 「長良川ホール」>で完成披露試写会を開催!主演の由紀さおりさん、共演の小林豊さん(BOYS AND MEN)、本田剛文さん(BOYS AND MEN) 、そして秦建日子監督が登壇!

 

REPORT

 

 

 

ブルーヘブンの生みの親、冬子役:由紀さおりさんコメント

 

「本作は一昨年撮影し、昨年上映を予定していたのですが、コロナで上映が延期となり、本日、ようやく皆さまにご覧になってい ただけるのが嬉しいです。本作品で初めて映画で主演をさせていただきました。主演に関して最初は荷が重くて、本当に私で 大丈夫だろうか...と不安だったのですが、この作品に出会えたことに感謝しています。私が演じた冬子のモデルとなった河本 純子さんの、ブルーヘブン(青い ラ)を作るという自分の夢に心折れることなく向き合っていく心の強さと、やり遂げようとする 決意の強さを感じてもらえるように演じました。それから私は余命宣告をさせる病気を抱えた役だったのですが、 ラ園が撮 影の初日で、監督から病気を抱えていてもシリアスになりす なくて良いとおっしゃっていただき、ブルーヘブンを作った人の 想いや、私が演じた冬子と同じくらいの年代の方に、これからをどう生きていくか、どう夢を持って過ごしていくかなど、幾つに なっても幸せになる努力をしていかなきゃいけないことを感じてもらえるよう、前向きに明るく演じさせていただいてます。

 

 現場はイケメン二人(小林、本田)が本当に可愛くて(笑)。試写で見た時に頼もしいと二人を見直しました。二人は私の 孫の役なので、撮影の時に「おばちゃん」と呼ばれるのが最初はドキッとしましたが、全然嫌じゃなかったです。本当に素敵な 男の子で可愛らしい。こんなお孫さんがいる方がうらやましいです。二人とはこれからも仲良くしていきたいです。また撮影地となった池田山は是非行って欲しい場所。眼下に街並みが広がり、大きな空があって解放感満点で素敵です。 あと「ひつまぶしのシーン」には思い入れがあります。是非皆さまも楽しんでください」

 

 

冬子の孫、蒼太(そうた)役:小林豊さんコメント

 

「由紀さんが映画初主演作と伺っていたので、撮影に入る前、微力ながら僕も映画を盛り上げる為に頑張ろうと意気込んで いたのですが、いざ撮影に入ると、由紀さんのハッピーなオーラが凄くて、一緒にいるだけで楽しくなるんです。いい意味で 気負いがなくなり、心から撮影を楽しんでいたのですが、僕が楽しく撮影を行うことで、岐阜を盛り上げ、映画を盛り上げるこ とにつながっているように思い楽しみました。(監督から「撮影してない時も小林くんは本当の孫みたいに仲良かったよねと言 われ、由紀さんも小林さんとの相性は「 ッチリ!」と称賛。同じグループの本田さんは小林さんの態度に最初は冷や汗が出 ていたと暴露される一コマもございました)

撮影の合間に楽屋で由紀さんの歌を歌っていたのですが、声が大きくて由紀さんにも聞こえていて...。(監督たちはそっと その場を立ち去ったようだが)、失礼だったかなと心配になったのですが、由紀さんから「楽しそうね」と言って頂けました。 撮影は本当に楽しい現場だったように、本作はすごく温かい作品になっています。是非楽しんでください!」

 

 

冬子の孫、正樹(まさき)役:本田剛文さんコメント

 

「本作は岐阜の美しい自然と皆さまの温かい支援で出来た作品だと思います。岐阜の大自然の素晴らしさはさることなが ら、普段生活に根付いている場所でも撮影をさせていただけ、撮影中、僕も岐阜の人間だと思えて役に入りやすかったです。 小林が演じた蒼太は能天気で、僕が演じた正樹は兄よりしっかり者で心配性な役どころなんですが、監督からもありのまま に演じていいとおしゃっていただいていたので、役のキャラはプライベートでも似ていると思います。

本作は人生や夢など大きなテーマが描かれていますが、正樹は胸キュンなトキメキシーンがあります。初心で奥手な 正樹の胸キュンシーンにも注目してください」

 

 

秦建日子監督コメント

 

「原作・脚本・監督の3役をやらせていただき、主演には長年憧れていた由紀さおりさんをお迎え出来て本当に幸せでした。 第二のふるさとである岐阜でお披露目出来て嬉しいです。本作のスト―リーは切なく悲しい要素もありますが、ハッピーで 前向きな作品にしたいと考えていたので、主演には登場するだけで幸せなオーラを感じさせる人がいいと思い、第一希望とし て由紀さんにオファーさせていただきました。由紀さんはいつも笑顔で明るいけれど、由紀さんが現場に入られるとピリっとし ていい意味で緊張感があるんです。その緊張感がとても心地よかったです。 (小林さんに「僕らだけの時と明らかに態度が違った」と暴露されると)由紀さんが現場に入られてピリっとしている中で、 小林君は全然緊張せずに「由紀さーん」と駆け寄っていて子犬のようでした。現場の仲の良さと、いい意味の緊張感とがあっ て良い作品が出来たと思います。本作は岐阜でオールロケ撮影をさせて頂いたのですが、ありのままの空気感を街の記憶 として残したいと思っていました。撮影したのはコロナ直前で、いま出来上がった作品を見ると、コロナ前にはこんな密な撮影 も出来ていたんだなと感慨深かったですね。そしてエンドロールの終わりに、急遽プラスした由紀さんお一人のシーンがある んです。台本にもスケジュールにもないシーンを追加で撮影させて欲しいとお願いし「いいわよ」と言っていただけました。 このシーンがあるのと無いのとでは、映画が全然違うと思います。なので、エンドロールになっても席を立たず、最後のシーン までお楽しみください」

 

 

 

ブルーヘブンを君に

2021年6月11日(金)よりミッドランドスクエア シネマほかROADSHOW

公式サイト  

 

STORY

鷺坂冬子(由紀さおり)、63歳。誰にも作れないと言われた、世界初の青いバラ「ブルー・ヘブン」の生みの親として、園芸家としてはちょっとだけ有名だけれど、今は孫や家族に囲まれて暮らす普通のおばあちゃん。そんな冬子には、家族に言えない秘密があった。がんが再発して現在余命半年のステージ4と診断されたのだ。「治療に専念して余命を延ばそう。まだまだやり残したことがあるだろう!」主治医の川越(大和田獏)の叱咤激励に、冬子はある“やり残したこと”を思い出す。それは、ハンググライダーで空を飛ぶことだった。病気のことは内緒にしたまま、冬子は蒼汰(小林豊)と正樹(本田剛文)の二人の孫とその友人で溶接工の夏芽(柳ゆり菜)を巻き込み、不可能と言われた夢にチャレンジしていく…。

 

DATA

●出演:由紀さおり、小林豊(BOYS AND MEN)、柳ゆり菜、本田剛文(BOYS AND MEN)、おかやまはじめ、岩橋道子、柊瑠美、鈴木信二、関口アナン、松嶋亮太、中田圭祐、小池里奈、田村侑久(友情出演)、寺泉憲、大和田獏、寺脇康文

 

●監督:秦建日子『キスできる餃子』『クハナ!』 

●脚本:秦建日子、小林昌

 

2020年/93分/アメリカンビスタ

 

 (C) 映画『ブルーヘブンを君に』製作委員会