「映画の力」EPISODE:武正晴監督「映画という文化習慣を伝えていくことが自分の使命」 | C2[シーツー]BLOG

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川本 朗(カワモト アキラ)▶名古屋発、シネマ・クロス・メディア
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「映画の力」EPISODE:
映画という文化習慣を伝えていくことが自分の使命!

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 僕は幼いころから、両親に勧められ、映画を観るようになった。TVでは週に4本洋画劇場と称した番組を両親と共に見ていた。映画がとても良い物だということを知った。今から40年以上も昔のことだ。父親は会社から帰ってくると、僕たち兄弟を車に乗せて映画館へと連れて行ってくれた。二本立てだった。僕は映画館で映画を観ることが好きになった。父親の本棚にあった映画名作、名監督、俳優の本を読んで外国人の名前と映画の名作タイトルを覚えていった。小、中、高校と、「映画を観た方が良いと」言ってくれる教師は誰一人としていなかった。高校卒業の時「東京に行くと映画がたくさん観れるぞ」と唯一信用のおける教師が僕に囁いた。僕は東京に向かった。名古屋を離れる日に駅前の地下の映画館で友人と『アメリカン・グラフティー』『バック・トゥ・ザ ・フューチャー』の二本立てを観て、新幹線に乗り込んだ。ホームまで友人が見送ってくれた。34年前の事だ。

 

 映画は人を救います。間違いありません。幼いころあの暗闇で学んだ、人生の機微や世界の多様性や、これから自分が経験するであろう社会の厳しさや生きる喜び、苦しみを映画に教えてもらった。僕は隣に、映画に夢中だった幼い頃の自分を横に連れて、映画を創っています。そして「映画館で映画を観た方が良いよ」、「昨日どんな映画みた?」と言うのが日々の挨拶がわりになっています。先人たちが残してくれた映画という文化習慣を伝えていくことが自分の使命だとも考えています。

 

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▼武正晴監督 待機作品

銃20202020年 TOHOシネマズ日比谷ほか全国ROADSHOW

公式サイト

 

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