うーんといい風がふいていた。ゆうぐれ。
コロナとは、まったく関係なく、随分前からマスクをしているわけだけど。
きょうはさすがにマスクをとった、いい風で。新緑の未知を自転車で走る匂いは、
たしかに、夏の手前のもの。
いいきぶん、は、ぜんぶがごちゃまぜなのに、なぜだか1本の通り道が用意されているような
爽快で軽やかな一部分になれる。このちきゅうの。一分でもあるんだな。
あたまのほうでは、いろんな場面が想いだされてゆくが、
自転車はどんどんまえへ、どんどんとゆく。
ちょっと視線を感じると、そらにいろっぽいつき。
ハナウタがでるくらい、リラックスできるのは、いつもこんな景色のときだな。
こんなきもちで話せるなら、ちっともなにもこわがらず、へんなはなししていたい。
おふろやさんのいい匂いのつぎには、焼き鳥屋の甘いたれが香ること。
信号機と車のライトは相変わらず、宝石箱にみえること。
自由ってちょっとちかくにあって、ちょくちょくみうしなうけど
こんな感じだなって想うこと。
今日と仲良くなれたこと。
また、あしたがくることも。