美しく悲しい詩 | 夢が実現するしくみがわかれば、私たちはもっと自由になる  君塚由佳

夢が実現するしくみがわかれば、私たちはもっと自由になる  君塚由佳

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● 美しく悲しい詩


ごきげんいかがですか?君塚由佳です。
 


「わたしと小鳥と鈴と」

わたしが両手を広げても
お空はちっとも飛べないが

飛べる小鳥はわたしのように
地べたを早くは走れない

わたしが体をゆすっても
きれいな音は出ないけれど

あの鳴る鈴はわたしのように
たくさんな歌は知らないよ

鈴と小鳥と それからわたし
みんな違って みんないい


「星とタンポポ」

青いお空のそこ深く
海の小石のそのように
夜がくるまで沈んでる
昼のお星は目に見えぬ

見えぬけれどもあるんだよ
見えぬものでもあるんだよ

散ってすがれたタンポポの
川原のすきにだぁまって
春のくるまで隠れてる
強いその根は目に見えぬ

見えぬけれどもあるんだよ
見えぬものでもあるんだよ




全国の小学校が「個性を伸ばす教育」に大きく舵を取ったころ
金子みすゞの詩が流行った時があって
特に 最初の詩の「みんな違って みんないい」は標語にもなって教室に貼られることも多かったのでした。


でもねえ・・・個人的にはぴんと来なくて。


どの詩も美しい言葉の響きではあるけれど。



5000円札に肖像画が描かれている 樋口一葉も不遇の人生を送った作家ではあるのだけど


気位が高く 鳴かず飛ばずだった一葉は 心から愛した男性に失恋し 仕事も家も失い 
一番軽蔑していた吉原の門下町に流れ着いて 初めて庶民の生活を描き始めて 

1年あまりの間に 立て続けに「大つごもり」「たけくらべ」「ゆく雲」「経つくえ」「にごりえ」「十三夜」「裏紫」といった代表作級の名作を次々に書き上げ、大絶賛を受けます。


まるで神様の啓示をうけたかのような この期間は「奇跡の14ヶ月」と呼ばれるくらい。

「すべてを失ってオフになったとき 人間がオンになる」っていう こういうのはわかるんですよ。


それに比べて 金子みすゞの作品は
日々の気づきを呟いたものって感じじゃないし
降りてきた言葉を書き連ねたっていうわけでもないように思えて。


誰に向かって書いた詩なんだろう
何のために書いた詩なんだろう



みすゞの詩って

まるで 

誰かに言い聞かせているように感じられないですか・・?



金子みすゞは 結婚と同時に彼女の大好きだった文芸活動の一切を禁じた一方
借金・博打・女遊びと放蕩の限りを尽くした横柄な夫との結婚生活を続け
あげく夫に性病を移され ついには離婚はしたものの(手続き上は離婚は成立していない)
金銭的な問題から医者にもかかれなかったようです。

せめて娘を手元で育てたいと要求しましたが、夫も一度は受け入れたものの、
すぐに考えを翻し、娘の親権を強硬に主張。

夫が娘を引き取りに来る前夜に
3歳の娘を自分の母に託すことを懇願する遺書を遺し26歳の生涯を閉じました。



時代が時代だったとか いろいろ事情があったとは思いますし

幸せの形とは本当に様々で 何が幸せかというのは一概には言えないけれど。

(実際に みすゞの要求どおり、娘は夫の手元ではなく みすゞの母親のもとで育つことができましたし
ほとんどの作品が生前に公表されたものではありませんでしたが のちに発表され「若き童謡詩人の中の巨星」とまで評されました)

だから ある意味彼女の人生は報われてはいると思うのです。



そもそも 私には人の人生をどうこう言えるほどの資格もないし。



でも、個人的には 金子みすゞは 典型的な 「自分をバカにしていた人」だと感じています。
私が20代のころ ずっと途上国支援の仕事をしていた時に関わっていた多くの人がそうだったように。


自分には 力がない
自分には どうしようもない
自分には 何もできることはない
自分には 自分の世界を 人生を創造することができない


そうやって「自分をバカにしている人」。





結婚してくれないのに(そもそも恋人にもしてくれないのに) 避妊すらしてくれない彼

「妊娠したらどうしよう」と怯えながら 
でも関係が切れてしまうのはもっと怖いから

「私もゴムつけないほうが気持ちいいしー」と 開き直った体で 性に奔放で開放的な自分を作り上げていく

で、病気もらったら「これも経験 これも学び」って言い張るか
で、妊娠したところで彼に逃げられちゃっても「私は自立した女として生きる!」って言い張る。




これってね、女性の地位が圧倒的に低い途上国の女性の話じゃないですよ。
しかも10代の未成熟な女の子たちの話じゃないですよ

私と同じ世代の 今の日本の女性の話だったりするんですよ
(男女が逆パターンの場合もあるけどね)

ま、別にいいけどね。人生いろいろだし
みすゞの時代とは違って 死にはしないだろうし それも人生だもの。



ただね、

体型カバーのダブダブの服や 見られたくないところから目をそらすためのような奇抜な服装は
「私は みっともなくて恥ずかしいので隠さなきゃいけないんです」って書いてあるみたいだし
(こういう人は 家でも散らかっている部分を布で隠してて 開かずの引き出しやら 開かずの部屋があったりする)


シンプルな暮らし?消費していく生活じゃなくて あるもので丁寧な暮らしをすることにしたんです?  

・・・・・支払いどうしようって 不安で眠れなくなってるのに?

 
自分らしくいることにしたんです?こういうのんびりした毎日もいいなって思ってるんです?

・・・・・おだやかな気持ちならいいけど 消えてしまいたいと思うのはなぜ?






私の気のせいかな。


みすゞの詩って

まるで 
自分に言い聞かせているように感じられないですか・・?





っていうのを 以前 成人式を終えたばかりの次男に 旦那さまが こんこんとお説教していました。


君のここのところの生活態度は ワイルドで器が大きいとは言わない。
やりたいことに集中してて 他のことが一時的におろそかになっているわけでもない。

どこからどう見ても 自分への虐待だ。

私の大切な息子がバカにされ 見下され、いじめられ、痛めつけられてる(しかも自分に)のを 
見ている私たちが今どんな気持ちで一緒にいるかは知っておいてね。

もう君は大人だし そういう時期があってもいいとは思うけれど。




そういう話が聞きたいなら おいでよ

 

 

 
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