こんな私でも 誰かに優しくしたい

ごきげんいかがですか
君塚由佳です。


優しい人は たくさんいるもので
こんなにも「心理状態が表情に出にくい」と悪名高い私のような者でも

トラブってると いろんな人が優しくしてくれます



手を握ってくれて
背中をポンポンしてくれて
優しい声で話しかけてくれて
抱きしめてくれました


他の入院患者さんや、看護師さんや、お客さんや、読者さんに シーツ交換の業者さん  そして近所の知人や親戚やら、

そりゃあ そりゃあ たくさんの人が。



確かに 楽な日は
あんまりありませんでしたけれど


こんな へたってる私ですけれど。





それでも 私だって 誰かに優しくしたい。



この病気になって すぐ 自宅に抱き枕が届きました。

白いクマさんと
ピンクのブタさん

送ってくれたのは 別々の人でしたが
いずれも現役の看護師の友人でした。

無菌室での入院だったので 持ち込む荷物には制限があったのだけど

できる限り 特に体がしんどい時ほど
わけのわからない涙が止まらなくなる時ほど

クマさんと ブタさんの手を握って 背中をポンポンして
優しい声で話しかけて ずっと抱きしめていました



誰かに優しくしたいという気持ちを大切にすることは
自分に優しくすることと同じで  

弱いけれど 強い自分に優しくすることでした。
それが1番落ち着きました。

ものすごく助けられました。



普通にブログを書いたり メルマガを発行したり
一時退院で 普通にセッションができたのも、そのおかげで



強い薬の副作用やストレスで、睡眠導入剤をもらっても眠れない時もありましたけれど
抱き枕を抱いている時は すんなり眠れたりもしました。
（さすが看護師。長期入院を知り尽くしておられる）






役に立つためには 

具体的にどうしたらいいのかとか

必要とされるためには 

実際に何をすればいいのかを考えるのもいいけどね



どんな自分でも 役に立ちたいとか 必要とされたいっていう
まずは  そんな自分の気持ちを  大切にするのもいいかもよ

そういう純粋で正直な気持ちって
うすーーーいからの小さな卵みたいに  

「ぱしゃん」って 簡単に割れてしまうものだから。


ハートが砕けるって、そういうことかもしれないから。



そんなこと書いていたら この人も抱き枕持ち込んでた

彼女もリアルに現在進行形でガン入院仲間（笑）

明らかにいっぱい泣いた目で、

（手術怖かったんだろうなー。私は切らないタイプのガンだから わかってあげられなくてごめんな）

それでも現在進行形で誰かを 何かを抱きしめてる仲間でもある。