神様をおみこしに乗せて町を練り歩き、結界を張り巡らせます。
「法被(はっぴ)の下に白Tシャツなんて すっごくヤボ。
鯉口シャツでないと。今年は新調しちゃおっかな!!」
と浅草まで行って さんざん迷ったあげく けっきょく白無地の鯉口シャツにしたらしい。
祭り用品のシャネル「江戸一」ブランド
(↑形から入るタイプなので重要らしい。私にはわからんけど)
一度洗って のりをかけて準備が整いました。
私はお祭りを前に入院してしまうので 私ができるのはここまで。
来年はお祭り見に行きたいなあ。
毎年 氏子(神社のファンクラブみたいなもの。神道の信者として神社の整備や神事のお手伝いをします)としてお祭りに参加します。
女人禁制でおみこしを担ぐのは男性のみ。
おみこしの先導をするのは「花笠(はながさ)」という 氏子の家から選ばれた 女性の着物を羽織ってお化粧をし、花飾りを施した笠をかぶった男性たちです(旦那さんも 息子も過去に経験させていただきました)
男でも女でもない存在の「花笠」に道案内されて 神様を乗せたおみこしが早朝から夜遅くまでかけて治める土地を浄化し、結界を張り巡らせます。
その大仕事を終えて 神無月である来月、出雲大社に全国から神様が集まって会議をするそうです。
女人禁制とはいっても、そもそも神道での最高神は天照大神。女性の神様です。
女性は浄化の力を生まれながらに持っているので、神様の浄化の力が最大限に発揮されるときは 相乗効果で増幅しすぎないようにと休んでいるだけ。
神事などの処々の雑務(?)は男性が全部引き受けてくれているだけで、とっても女性は大切にされます。
今年のお祭りは私が療養中だということで、おみこしが庭の中まで入ってきてくれるそう。
病気や寝たきりだったりするお家には そうやって神様が「厄払いを引き受けてくれた」と直接お礼のあいさつをするんですよ。
白血病になってよかったとは思いませんが 悪いことだとは思わなくなりました。
どんな影の中にも光はあるのだねー。
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