君塚由佳です。
無菌室での入院生活も10日をすぎて
おかげさまでやっと慣れてきました
すごく静かに 穏やかに毎日が過ぎていて
時間はいくらでもあるのだから 本とか 動画とか？
見れるはずなんだけど
ぼんやりしていたら3〜５時間過ぎててビックリーとか
ドラマで見るようなガラス張りの部屋ではないんだけど
やっぱりお互いでっかいマスク越ししか顔を見たことなくて なんかやっぱり 奇妙な感じ。
そんな中で、何をしているかっていうと
自然と 好きなものを数えてばかりいます
意識しているわけじゃないんだけど
「うちのワンコすきー」
「あ、●●さん 今日の夜勤担当？やったー」
「これねえ、お気に入りなんだなぁ」
「いいねぇ、かわいいねぇ」
なんかそんなことばっかり言ってる
10日もいると、相性のいい看護士さんや
何かと頼みやすい看護助手さんができてきて少し話をするんだけど
すきーーと言われるよりも
すきーーーと言うほうが なんかとにかく幸せで。
長男と同い年の医学生さんが 毎日話しかけてくれて
多分、一生懸命カルテを読み込んで なんか話題のねた作って
顔を見に来てくれていて
まあ、ぶっちゃけ 全く話は盛り上がらないし
ギクシャクっぷりはハンパないんだけど
でもなあ、私は 君が好きだよ
毎日 シーツの交換と、パジャマの交換と、全身拭いてくれて、部屋を片付けて消毒してくれるスタッフさんが
入れ替わり立ち代りやって来て
キビキビしているけど ちょっと皮肉屋な人
気さくだけど なかなか作業が進まない人
あいさつはよくするけど 私と目を見て話をしたことない人
なんかよくわからんけどポリシー的なもので動いている人
とにかく提案をガンガンしてくれて 私のために動いてくれようとする人
毎日 好きだよと 言ってます
そして、しばらく会えなくなったからこそ
「好きだよ」って言いたくなる人や もの。
夕方になると光る庭の石とか
玄関の横の植木とか。
キレイなノートをもらって、もったいなくて使ってないやつとか。
青じそ餃子とか
サッポロ1番塩ラーメンとか。
君はステキだ
だいすきーー
まあ、もともと 人目が気になり
かまってもらいたがりな私ですが
今は 好きだよ と言われるよりも
言ってるほうが なんかすごく自然です
旦那さまに「だいすきーー」と
意味なくLINE送ると なんかザワつくらしく
「具合悪いの…？」とか言い出すのか ちょっとウザい
勘ぐるなや。