アカデミー賞の授賞式のノーカット版を見ています。
ギッタギタに体裁よく編集カットされたダイジェスト版よりも、
トップスターの人間くさいところ(別名性格が悪いところともいう)も見れるのは生中継の醍醐味です。
何度もノミネートしながら、また受賞を逃した人、新人に賞を総なめされた先輩監督や 俳優さんたち。
くやしいよねえ。がんばったもんねえ。
世界に名前が轟くトップスターですら 辛酸をなめることも多いのでしょう。リアルですねえ。
それにしても 咲き誇るように美しさを炸裂させている女優さんや俳優さんは目の保養です~ヽ(´▽`)/
命というものは美しい存在である。私は生まれた時からずっと美しかった。
たとえ、体重がどのくらいで ウエストがいくらで
肌がどんな状態で 大きな傷がいくつあっても。
数年前 映画「プレシャス!」でゴールデングローブ賞、アカデミー主演女優賞にノミネートした女優のガボレイ・シディベがこんなことを言いました。
「あるとき私は、自分を美しいと決めたの」
貧しいハーレム育ちで 黒い肌と、4Lサイズの新人女優が放った言葉は 深くゆっくりと波紋を広げていきます。
昨年7月、雑誌『ELLE Quebec』がプラスサイズのぽっちゃりボディのモデルを表紙に起用しました。
H&Mが最新水着キャンペーンでモデルに起用したのも、プラスサイズモデルのジェニー・ランク。
プラスサイズは一般的にウエスト70センチ以上。
足は明らかに太いし、下腹も出てる。11号(L)・・・でもキツイだろうなあ。13号(2L)以上かなあ。
日本でもぽっちゃり女子の専門誌「la farfa(ラ・ファーファ)」が創刊し、雑誌不況の中発売2週間で売上は8万部を突破しました。
CanCanまで 4月号でやせてる子はいらない!を合言葉に「ぷに子オーディション」を開催しています。
プロモデルだけでなく、アパレル店員でもBMI(肥満度)は20以上はNGと言われていたファッション業界。
Mサイズのみしか作っていないブランドも多く「Mサイズ信仰」とまで言われていたファッションの常識を 根底からくつ返しつつあります。
彼女たちがすごいのは「本当は 私だって 痩せたらキレイなんだから」なんて思っていないこと。
生まれた時から ずっと自分は美しく、だから同じように美しい花や ドレスや 料理を楽しむこと。
それが、ますます彼女たちのどこまでも透明な美しさを引き立てていること。
キレイになるためにお化粧をしている人なんて まあ聞かないですねえ。
だってすでにキレイなんだから。 キレイはキレイと共鳴して ますますキレイに深みも幅も増すんですね。
なんだかんだいって、
学ぶことは 自分がすでに賢いことを思い出すために学ぶもので
おしゃれも 自分の命の美しさを
自分の体を通して再現することなのかもしれません。
無知だから 学ぶこと、やぼったいから センスを磨くこと、セルフイメージが低いから 高まるような場所や人に出会うこと。
一見 理にかなっているようだけど・・・・
うまくいっている人って そういうの あんまりやっていないような気がします。