AさんとBさんがいます。
AさんがBさんに、『なぜできない?』と言います。
Aさんのものさし(基準)とBさんのものさしがあります。
Aさんのものさしで、Bさんに対して、
『なぜできない?』と言うのです。
Aさんのものさしが10cmで、
Bさんのものさしが5cmであれば、
『なぜ10cmが測れない?』と言っているのです。
『なぜ10cmが測れない?』のBさんの答えは、
『ものさしが5cmだから』です。
ここで、『なぜ10cmのものさしを持ってこない?』
『なぜ5cmのものさしを2つ持ってこない?』
と言われると、答えることができます。
また、これらは具体的で、次につなげることができます。
自分のものさしで人を測ると、
合わないことがたくさんでてきます。
1番辛い悩みは、
『自分は変っているのではないか』
『自分だけが変っているのではないか』と思うことです。
小学校のころ、自分だけが違うものを持ってくることがあります。
でも、他の人も、同じく間違って持ってきたときに、
『良かった。自分だけじゃない』と思えます。
子どもの頃は、恥ずかしさや不安感がありますが、
大人になると人と違うことが喜びに変わることがあります。
例えば、僕が入社した新人研修のときに、
キャリーバッグを多くの人が持ってきていました。
僕は、ほとんどの荷物を宅急便で送っていました。
数日前に東京に行ったのもありますが、
手荷物はできるだけ少なくしたかったのです。
『自分だけかな?』と思いましたが、
自分なりの理由があったので、
それは恥ずかしさにはなりませんでした。
他人のものさしで生きることほど、
しんどいことはありません。
自分のものさしで表現して、
それを受け入れてくれる人がいるのが
いちばん幸せなことなのです。
◆人それぞれの
『ものさし』を持っている。
