『不安がある』という表現があります。
不安があるときは、辛いです。
不安は、必ず少し先のことになります。
まだ起こっていないことに対して、不安に思うのです。
過去に起こった嫌なことは、不安があるとは言いません。
それはもう過ぎたことだからです。
また、少し先のことでも、どうなるかわかっていることには、
不安があるとは言いません。
目覚まし時計が鳴るかどうかには不安は生まれませんが、
定時に起きられるかどうかには不安は生まれます。
将来失敗するかもしれないと思うことから、不安は生まれます。
将来成功することに対しては、不安は生まれません。
成功すると思い込んでいることにも、不安は生まれません。
不安に思うときは、少し先のことを考えています。
つまり、今現在に、不安の対応をすることはできないのです。
その不安に対して、準備をすることはできます。
準備をしていると、不安は少なくなります。
準備できないことや準備をしても足りないと思ってしまうものが、
不安の1番の辛いところです。
例えば、受験に合格するかどうかの不安があるとします。
必死に勉強をすることで、不安を小さくすることができます。
受験当日、試験が始まったときは、不安は頭から離れています。
ただやるのみなのです。
受験後は、合格発表まで、不安があります。
でも、合格発表まで不安を持っていると、その間はすごく辛い期間になります。
中学生のとき、体育の持久走が嫌いでした。
もう朝から憂鬱な気分になります。
バスケ部の顧問の先生が体育の先生だったので、
遅く走っていたら怒られるのです。
不安がありました。
1番不安が大きくなるのは、走る直前です。
スタートを切れば、不安は消えていきます。
何事も、1番最初や初めの一歩を踏み出すことが、1番難しいです。
1度経験すれば、不安は自信になります。
不安を乗り越えた数だけ、自信がつきます。
『ああ、まだ始まっていないから、まだ起こっていないから不安があるのだな』
と思えるのです。
2歩から5歩よりも、1歩から2歩の方が、差が大きいのです。
不安は、考え方次第で、小さくなっていきます。
まだ起こっていないことに不安を感じるなら、
その同じ分だけ安心も感じることができるのです。
そのことが重大なことではなく、
まだ起こっていないから、不安になるのです。