今の辛い心の状態を軽くする方法を考えました。
(すべての人に当てはまるかどうかはわかりません)
一言で言えば、精神的苦痛を超える肉体的苦痛を、“想像する”です。
過去の肉体的の痛み
(例えば、親知らずを抜いた痛み、怪我をしたときの痛み)か、
映画や漫画などでの『これは痛いだろう』というシーンを思い出します。
『あれよりましだ』ということを、自分の中で作り出すのです。
その比較により、辛さが軽減されると思います。
また、人間の脳は、2つのことを意識することは不可能か難しいです。
暑い・寒い、痛い・冷たい、辛い・楽しい、心が辛い・頭が痛い、などです。
人間は、肉体的苦痛を、何よりも最優先で意識します。
辛いときに、楽しいことを思い浮かべるということも使えます。
よく映画のシーンで出てきます。
これも同じで、要は、意識を別のところに向けるということです。
精神的に辛かった過去を思い出して、
今の辛さと比較することもできます。
しかし、これは、さらに辛くなる可能性があります。
もし思い出すならば、人によく話していることや、
自分の中で消化できているものがいいと思います。
『あの部活の練習に比べれば・・・』
『あのとき耐えた○○に比べれば・・・』などです。
辛さや悩みは、比較から生まれます。
7.5帖の部屋に住んだ後に、
6帖の部屋に住むと、狭いと感じます。
でも、5帖の部屋に住んだ後に、
6帖の部屋に住むと、広いと感じます。
自分が今、6帖の部屋に住んでいるとしたら、
頭の中で、5帖の部屋を想像します。
また、わざと条件が悪い部屋を想像するのです。
そうすると、今の部屋がありがたく思えてきます。
やはり、現状満足は難しく、
ないものねだりになってしまいます。
でも、それが、人間の向上心です。
電話を持ち歩きたいと思う人がいなければ、
携帯電話やスマホは普及しなかったでしょう。
財布を落としたときに、『ああ、ついていない』と思うか、
『ああ、少ないお金でよかった』と思うかで、
心の状態は変わってくるのです。