【詩】才能探索 | 幸せよりも『生きやすさ』を求めよう。

幸せよりも『生きやすさ』を求めよう。

幸せを求めると、不幸せとの比較が生まれる。

生きやすさを求めると、楽しくてしょうがなくなる。

自分を生かす才能が見つかった人を天才と呼ぶ
だから まだ見つかっていないだけのあなたは 
まだ楽しみが残っている
気持ちのおもむくままに 相性をそぎ落としていけ
みんな何かの天才になれる 
まだ見ぬ原石を自分だけのダイヤモンドに

思い出すのは 嫌なことばかりの暗黒の時期
何かに押されるように 未知の世界へ
圧縮されて舞い戻る帰還兵 
ますます過小評価の悪循環

どれだけ頑張っても頓挫する 
否それは行き止まりのサイン
好きなことに没頭 
すべてを忘れるために

孤独 自我を隠蔽 
異質な人種として嘲笑をも受け止める
状況 伝わるのは一握り 
面倒 じゃああなたが生きてみなよ

人と比べ いつも劣等感 
一位じゃなきゃ意味がないという価値観
勝ち負けから降りたときの すがすがしい自分自身

いつの間にか 嫌なことから逃れるため 
思考が舵を取る 足が向く
のどが渇いたら 水を飲むように

負けず嫌いだから 負けを諦めととらえ
時代への反抗心 ないときにあったもの
身震い 口から魂が出てきそうな
拘束時間に窒息しそうで

才能を認められることと勘違い
自分の中で いくらでも生み出せる才能
楽しくできること それ以外に何が欲しい
ふとしたときに感じる堆積した重力
うそをつけない わがままな自信
目に見えない 変遷の貯蓄

つまらなくなってきたのは 
うらやむ気持ちからの苦手への逃避
好きだった それはうまくなるためじゃなく 
楽しかったから
目的がずれたら楽しくないのは当たり前
何度も寄り道をして 戻ってきたのは 
何も考えなくてもいるその場所