1031日から116日までイタリアに行ってきました。


イタリアで合気会が発足して以来50周年の記念大会、当地に合気道を伝え数多くの弟子を育てた多田宏師範(九段)はもちろんのこと日本合気会の植芝盛央道主も招かれ、総勢千人が111日、2日とローマ郊外の巨大な施設に集い、稽古、演武見学、記念式典が行われました。イタリア全土とヨーロッパ各地、そして日本からも約200名の合気道愛好者が参加しての稽古の光景は壮観の一語。


私は所属している社会人合気道部の先輩で指導者のひとりNさんが、学生時代に多田師範の指導を受けていた、という縁を頼って連れてきてもらいました。

合気道以前に、イタリアに来ること自体が初めてです。


合気道を始めたのは20年前。

きっかけは、これまた西嶋老師の講座にありました。老師の本を頼りに東京大学仏教青年会での講座に通うようになって数年、そこで知り合った古くからの弟子であるKさんに「合気道というものをやってみたい」と話したところ、偶然にもその方が合気道五段の愛好家で、ご自分の所属する社会人のクラブを紹介してくれました。

途中忙しさを理由に遠ざかったこともありましたが、20年間細々と続けてきて、まがりなりにも(かなりのまがり具合ですが)有段者としてイタリアで現地の人と稽古ができる。

合気道が私をイタリアに連れて来てくれた。

それはまた、素敵な合気道クラブに導いてくれた坐禅の大先達Kさんのおかげであり、さらに西嶋老師のサンガのおかげであったと言えます。


「ジャポネーゼ」

稽古が始まると、イタリア人たちは日本人のところに来ます。

まず先に技を見せてください、という眼で見る人もいる。

何でも同じですが、日本人なら誰もが日本の伝統文化においは優れている、ということは成り立たない。

いわんやコトは武道ですから、純粋に真剣な稽古の量がものをいう。

そのことを情けなく証明してしまう場面もありました。