「フルマラソンを走る体作り」その84
〜短期間に速くなって行く走り方と工夫を紹介します
「フルマラソンを走る体作り」は秋のフルマラソンに向けた練習の取組みを書いて来ましたが、これから走り出す方に丁度良い季節でもあり、今週からそちらを書き始めました。
今週は走り始めるのに、ご用意頂いた方が良いアイテム、インターバルから始めると良いことを書かせて頂きました。前日は痩せるのか?や、体のケアとスビードをどう考えるか?を書かせて頂きました。
今日はスビードを最優先した僕がどうなったか?書いて行きます。
正直に書いて行きますが、今の僕にはできない取組みです。故障を知らないから、どんどんスビードを上げていました。あっと言う間に成長が止まることも知りませんでした。
走り始めますと、速くなりたい気持ちになると思いますが、決してこの取組みを他の方にお勧めしたい気持ちにはなりにくいです。
特に、初マラソンまで時間を掛けて成長される道をご検討下さると嬉しいです。
なお、来週はどんな工夫を加えると上手く成長できるか?を書いて行きますね。
■僕が目指した走り方
この頃の僕はこんな走り方をしようと思っていましと。
①体を前に倒して、倒れないギリギリに足を前に出すこと
②弾まない、上下動が少なく蹴ること
①は前傾姿勢を強める走りに繋がりました。拇指球で着地することを意識しました。「ランスマ」で金さんが色々な方に教える話を早い時期から観ていました。なるほど、こう走れば良いのか!と思っていました。
②は筋力がなかったので、上下動を減らすのが良いに違いないと思っていました。このために、できるだけ体の後ろで蹴ることを心掛けていました。
これを実現する中で、こんなことを行っていました。
1.五本指靴下を履きました
2.シューズの紐をしっかり締めました
3.アウトソールの削れ方を確認しました
1.と2.はシューズ内での足の滑りを減らす目的でした。また、3.は毎日のように見ていました。拇指球が削れることを意識しました。また、シューズ先端が削れるようになりました。
この頃を振り返った時、前傾姿勢、拇指球での着地、シューズ先端が削れる蹴り方ができていたことがスビードを上げられた理由だと思います。
また、毎回、全力で走りながら、ペースを上げるのにどう足を動かしたら良いか?を考えていました。そして、もっと前傾姿勢を強めよう、拇指球でしっかり着地できて、後ろに蹴れるか?を確認していました。
(この頃は足指が使えていませんでしたが、12月中旬以降は足指のトレーニングを加えたことで、更にスビードが速まりました)
これは走り方を知っていたり、誰かに教えてもらった訳ではありません。速く走りたいと思う中で、こうすると速くのるなぁを繰返していました。
この走り方はスマートタイプのランナーさんが効率良く走る方法と重なります。この頃は特に意識なんてしてませんが、先日から書いています中で気づきました。
疲労抜きジョグを始めてからは、前傾姿勢、拇指球着地、先端の削れを、しっかり意識して走っていないです。やはり、走り始めた時は速い練習ばかりで緊張や集中の度合いが高くて、感覚が鋭かったと思います。
先日も僕は才能があったのではないか?と聞かれましたが、長く1人で走っていたので、多くの方の成長の速さや平均的な走るスビードを知らないんです。
当然ですが、この頃の僕は速く走るにはどうしたら良いか?だけを考えていました。
■僕はこんな風に走る距離を延ばしました
走り始めた頃の記録を載せます。
水曜に走ることが多かったのは、ノー残業デーだったからです。土日に走る時は夜の時間が多かったです。夕飯を食べて3時間経ってから走っていました。
ちゃんと自分の記録を見ましたら、間違えている箇所がありました。
9/1は日曜でした😅初めの2週間で3kmを走れるようになって、5kmに延ばしたと書きましたが、その前に、6kmを何回か走っていました。9/15にGARMIN110が届いて、9/16から使い始めました。(残念ながら、1か月で水没して、消耗品と考えて、soleusという会社のGPS時計を使うようになりました。このため2015年1月までのデータが連携できていません)
この6kmは9/1に走ったコースでしたが、交通量の多い道路を信号のない場所で渡るため、9/21からコースを替えました。9月後半は10kmを走る日が多かったことに驚いています。
走り始めたばかりの僕は日々筋肉痛で走っていました。
この頃はキロ5で走れたら、距離を延ばす形にしました。
例えば、10kmに距離を延ばした初めはキロ5で5kmを走って後半にペースを保てるか?と走りました。後半は苦しいので、どうやったらスビードを保てるか?を繰返し確認していました。

