「フルマラソンを走る体作り」その11
〜GARMINデータから課題を意識して、取組んでみる価値
先週から「フルマラソンを走る体作り」を始めさせてもらいました。今週はピッチやストライドのバランスから、GARMINデータの活用方法について書いて来ました。
昨日までに書かせて頂いたのは、ピッチ、ストライド、上下動、接地時間でした。
また、良かったレースと、今一つだったレースでは何が違ったのか?を見て頂きました。
今日はデータ分析から、次の取組みや課題を見つけて行けると良いなぁと思って、深堀りしていきます!
■課題を意識して、取組んでみる価値
ここまで書いて来ました通り、自己ベストが更新できた時、なぜか?を分析し、悪かったレースでも、その理由を考えることはすごく大切です。
ペースが上がった、落ちたではなく、ストライドが広がった、ピッチか低下したなど、その理由や原因に眼が行きますと、「では次にどうしよう?」となりますよね〜
勿論、取組みは確実に良い結果に繋がる訳ではありませんが、得られた結果から、次のアクションを考えることが、未来の自分に繋がる大切な部分です!
例えば、ピッチのように、走るペースではなく、具体的な取組みに落として、取組んで行きますと、走る速さにばかり目が行かなくなります。ジョグで身体にリズムを刻み込んでから、スピードを上げて行くと、スピードを上げられた理由が分かり、次にどうやってタイムを伸ばそうか?と考えられるようになります。
大谷翔平選手をはじめ、MLBではデータ分析に基づいてフォームを改善するのが普通です。
僕はしばらく前にJ1チームのデータ解析について、お手伝いさせて頂いたこともありますが、データを取ることは大前提のことです。
大切なのは、得られたデータをどう活用するか?です。
それはコーチの仕事ですかね?
勿論、GARMINデータだけでなく、レースを走る動画を組合せた方が良いと思います。
でも、そういう時代が近くまで来ているように感じます。
僕は未来のマラソン理論を考えながら、取組んでいます。
■2024年の僕はレース後半にピッチを保てませんでした
残念ながら、2024年シーズンの僕はレースでも、なかなか僕らしいピッチが出せませんでした。それに、レース中盤から低下してしまう時が多かったんです。
腰周りのコリにほぐせていない箇所があると気づき、年始から、身体の状態は良くなってきましたが、例年通りのピッチが保てませんでした。
冷静にデータを確認しますと、普段のスロージョギングでのピッチが少し低下していました。
何故か?を考えますと、その理由はスロージョギングの間に、ピッチをあまり意識できていない時期が長かったからです。
腰周りの動きが長い期間、悪くて、ピッチを上げたら、コリがひどくなると考えていました。
僕の場合、スロージョギングでのピッチは194歩/分が多いのですが、気付いたら190歩/分まで落ちていました。ダメですね〜
今週火曜4/8は意識してみたら、走るペースが5:50/km位でも、ピッチ200歩/分で走れました。でも、続けていきますと、後半はスピードを上げないと高いピッチを維持できないんですね。
これはまだ週末の疲れが残っている証拠です。身体の疲れを抜くことが先ですね。でも、以前より、楽にピッチを上げられることが分かったのは収穫です。
スロージョギングでのピッチを上げる時、一気に上げるように取組むと疲れるので、段階を分けて、取組む方が良さそうです。
スピードを上げる方法を解析するのはまだ良いのですが、例えば、レース後半にペースが落ちることを上手く防ぐ方法は思う以上に大変です。
持久力を高めることが必要ですが、この方法はなかなか難しいかもしれません。
明日、もう少し書いてみたいと思います。
