「フルマラソンを攻める」その49

〜3週間前の距離走はどうでしたか?



 今年の僕は例年以上に自己ベストに飢えています!でも、例年より仕上りが遅いので、自分自身に不安を感じています。焦りそうになる面があります。

 下を向けば崩れそうの面もありますが、ここで粘ることが僕の持ち味です!ハングリーな気持ちを燃やして、練習に取組みたいと思います。

 それに、先が見えない時は、先が見えるまで突っ走るのが僕流です。先が見えない暗闇は永遠に続く訳ではなく、どこかで明るい場所が来ます。そう信じて、周りを見ずに突き進むしかないと思っています。


 そんな僕は「フルマラソンを攻める」という、この連載を通して、頑張りたい!と思うランナーさんを後押ししたいと思って書かせて頂いています。

 この週末は大会3週間前、4週間前という方が多くいらっしゃったと思います。そして、皆さん、良い練習ができたでしょうか?

 まず、僕の練習内容を振り返らせて頂きます。



僕はこんな距離走でした

 春から苦しんで来た左臀部のハリの原因が分かり、お盆明けは距離走後に痛みが出ないか?コリやハリを翌週までに治るのか?を確認しました。

 9月初めに4:10/kmで30kmを走り、丹後ウルトラなどがあり、久々の距離走だった先週は4:00/kmで30kmを走りました。

 この週末は3:50/kmで30kmに取組みました。


 やはり10秒アップはキツいです。

 スタートして初めがキツくて、5周10km位走りますと、段々と呼吸が馴れてきます。そして、10周21.9km位から前との間隔が広がりがちになりました。12周目位から本気を出すしかない!スピードを落とす意識を止めよう!と気持ちを切替えました。で、14周30.66kmを走りました。


 先週と比較した時にこんな形に数値が変化していました。

(先週4:00/km)平均心拍数153 ピッチ203 ストライド1.23m

(今週3:50/km)平均心拍数155 ピッチ202 ストライド1.28m




 それにしても、14周を走ると、色々な会話が弾みます。
 仲の良い、僕より速い友人から「中盤であんなキツそうな呼吸なのに、よく最後まで持ちましたね」と言われて、思わず「お互い様だったよ。◯◯さんもキツそうだったよ」と笑います。
 すると、他から「声掛けとか、走る姿勢に刺激を受けます」とか声を掛けてもらって。ただのおじさんなのに、ありがたい限りです。そんな風に見て頂いていることに感謝です。


弟子も頑張っています

 今日は弟子の練習内容を通して、練習内容から成長を確認する方法を紹介したいと思います。勿論、これはレースに直結しない場合もあります。ただ、練習方法を見直して1年、思った形での成長が見られて、僕も少しホッとした印象です。

 今週の練習内容は4:30/kmで駒沢公園12周26.28kmでした。先週が4:40/kmで14周30.66km、やっと30kmをクリアでした。今週は10秒上げていますから、20kmか10周21.90kmを目標に設定していました。

 この日はしっかり頑張れたようで良かったです。僕は近くで走り方を見ていませんが、データを見て、コリの場所や痛みの有無や場所を確認して、課題を考えて、次回に向けた準備につなげてもらっています。




 普通はここでOKで終わりですが、今日は練習内容をもう少し掘り下げたいと思います。

 昨年も今の時期に同じようなペースで走っていました。

 これを比べてみますと主要な数字は下記です。2023年は30.66kmを走っていて、この日は26.28kmですが、数字を比較してみます。

(2024年)ペース4:30/km 平均心拍数159 ピッチ196

(2023年)ペース4:35/km 平均心拍数161 ピッチ193


 昨年はペースが遅いのに、心拍数が高かったんですね。今年は昨年より5秒速く走れたら最高ですね。昨年は後半までピッチを保てなかった193、今年は最後までピッチを保てた196ですから、成長していますね。





 この1年、何を取り組んで、こうした変化につながった?を今週は書いて行きたいと思います。まだ、結果が出た訳ではありませんから、軽くだけ紹介させて頂きます。