この所、「マラソン自己ベストを更新したい」は「効率良い」という点に重きを置いて、書いています。

 「効率良い」とは走り方だけではなく、練習メニューの工夫も大切だと紹介しました。例えば、人間は馴れると成長が止まってしまいます。常に強い刺激を得るには、色々なコース、色々な速さ、シューズなど、変化を与えながら走ることが大切です。

 その一方で、馴れた方が良いこともあります。前日は「対応力」として、紹介しました。

 先日も書きましたが、「対応力」の話をもう少し書かせてください。



対応力を高めるにはオープンマインドが大切かもしれません

 僕は1人で走ることが多いので、練習会を初め、色々な友人と話すことは貴重な機会です。

 先週土曜のことでした。キロ4で走りながら、横を走るランナーさんにちょっとしたアドバイスをしました。すると、前を走る友人が僕の話すことを、すごく聞きたがっていました。あ!と思って「僕がアドバイスするなんて珍しいですよね」と言っちゃいました😅

 話したことは、前傾姿勢でフォアフットなんですが、着地位置が身体より前すぎるので、もう少し身体の近くに着地して、前傾姿勢を強めると速く走れるかも、と。

 気付けばできるだけ話しますが、僕は話し掛けにくいのですかね~。あまり聞かれないかもしれません。

 僕も他のランナーさんを見て、声掛けするのは悩みます。速いランナーには言わないけど、遅い方には言う?本当ですか?僕はそんなことなく、気になった時は声を掛けます。


 僕は友人がPBを更新すれば、その努力する姿を見ていますから、自分のことと同じように喜びます!同時に、自分も頑張ろう!と刺激を受けます。

 ですから、そうした仲間とレースで前後したり、近くで走る時、安心できたり、僕も頑張ろうと思ったり。1人より明らかに気持ちが強くなります。1人より2人、2人より3人、周りを走る友人ランナーほど、様々な場面に対応できる幅を広げられる存在はいません。



人による見え方の違い

 弟子に言われましたことがありました。

 「周りのランナーはライバルだから本当のことは言わない」と話すんです。

 面白い考え方ですね~!

 「普通はそうでしょ」

 と話します。



 僕にはその言葉が理解できませんでした。

 ただ、冷静に、その後の言葉を聞いていますと、多くのランナーさんはそうなのかもしれませんね。例えば、「◯◯さんに勝ちたい」と思うのかしら?タイムじゃないんだ〜と思いました。

 僕が競う相手は過去の僕自身です。

 タイムより狙うものがあるのか?と意外に思います。価値観の違いかもしれません。



 僕はオープンマインドを大切にしています。

 僕は本当のことしかブログに書きません。脚色したり、虚飾はできません。友人や仲間と色々話しますが、当然、本当のことしか話しません。もしアドバイスを求められれば、ベストを尽くして答えます。できるだけ同じ組で走った後に聞いて下さると助かります。走っている時は必ず周りのランナーさんの走りを見ていますから、気楽に聞いて下さって大丈夫です。走る前に聞いて下さると、より良いかもしれません。

 勿論、友人や仲間には自己ベストを更新してほしいと思っていますし、それを手伝えるなら、それはスゴく嬉しいことですね。


 あ、でも、時に苦手な人には話しません。あ!これが、最初に書いた「僕は話し掛けにくい」かもしれません😅僕はフェアーで誰に対しても同じ態度が基本です。表裏のある態度やいじわるな態度は僕ができないので、苦手な方だなあと思います。



「対応力」を高めるには想像力が大切です

 やっぱり普段から色々起こることを想像して練習しておくことが大切だと思います。例えば、暑い時や寒い時の工夫は?雨が降ってきた時は?など、考えるだけでなく、過去に体験したレースを振り返って、次に出会った時の対応を想像するのが良いですね~。

 やっぱり上手く行かなかった時を苦手として放置しないことは大切かもしれません。

 例えば、寒さからDNFしたことをキッカケにアンダーシャツやアームカバーを見直しました。本当は身体を温めるクリーム等もありますが、レース中に汗をかくことを考えて、現時点では使っていません。

 レース当日の朝に体調や天候を確認して、服装や持ち物などを見直すことも対応力かもしれませんね。


(別大2023から。この時はアンダーシャツ、アームカバー、手袋を着けました)