「マラソン自己ベストを更新したい」てほ「効率良い」走り方を書かせて頂いています。

 前日まで、「前傾姿勢」にすることで重力を活用して、身体が自然に前に出ることを書きました。「身体の真下」で着地することで、身体の上下動を減らして、効率を高めます。更に、膝下の筋肉ではなく、腰周りの筋肉を使うことで、膝下の筋肉への負担を軽減します。また、フラット着地やフォアフット着地になることで、着地の衝撃が膝だけでなく、足首でも吸収できるので、ケガを防げます。


 今日は、前日に書きました「後ろに蹴る」ではなく、「地面を踏むように蹴る」動きについて書いて行こうと思います。

 その前に、少しだけ加えさせてほしいことがあります。



マラソンとは長く付き合いたいものです

 僕の周りにはたくさんのランニング仲間かいます。

 思う以上に、多くの方が「痛くても走る」んです。これには理由があって、走る間やゴールした後に幸せホルモンが分泌されるからなんです。


 今年は水原通訳の話題から、ギャンブル依存症が話題に上がっていますよね。人間は痛みには耐えられない限界を持っていますが、達成感や楽しさに限界がないんです。

 ですから、痛みがあっても、ゴールの向こうにある達成感に向かって走ってしまうんですね。

 特に課題なのは、中毒性がある点かもしれません。ギャンブルに比べてマラソンは健康的ですから良いですのね。また、1日に走れる時間に限界があるので中毒性は低いです。でも、もしかするとギャンブルは違法で、マラソンは合法という違いだけかもしれませんね。

 これは勝手な意見ですが、走り終えてビールという方は達成感がより強いのかもしれません。


 そして、こうした「達成感」や「楽しさ」は繰返すことで、幸せホルモンが分泌されやすくなります。考えただけでも幸せホルモンが分泌される方も多いかもしれません。ですから、仮に「走れない」となっても、昔のことを思い出して、あれは良かった!という話になるんですね。



 僕の場合、スロージョギングは中毒性を感じる時が多いですね。特に、「出会い」や「偶然」があるからです。

 以前に書きましたが、ポケモンはこの「出会い」の要素が老若男女を問わず、多くの方を惹きつける要素になっています。

 ポケモンGOを楽しむ方は意外と自転車を使う方が多いですが、歩きやスロージョギングと組合せると楽しさが増すとも言えます。



 あ、脱線しちゃいました。

 話を戻しますね!


 僕が色々な時に「痛みの出にくい走り方」に触れるのは、こうした人間の心を考えてのことです。

 走っていますと、他では得にくい「楽しさ」「達成感」がありますよね。だから、仮に痛みがあっても、走りたくなるものです。ですら、痛みを堪えて走るのはお勧めできないです。

 お読み頂く方には楽しく長く走ってほしいと思って、スロージョギングを長く書いて来ました。今は、タイムを伸ばすことを書いていますが、僕はこれからも「痛みなく走る」ランニングフォームや練習方法について書いて行きたいと思います。



エントリーしたら走るべきでしょうか?

 僕はエントリーする大会を絞っています。それは1つ1つの大会を大切にしたいからです。

 体調が整わない時はDNSを選ぶようにしています。


 その理由はタイムが出ない自分を許したくないからです。勿論、時にはマッタク力を出せない時もあります。疲れが抜けていなかったり、補給を失敗したり。それはスタートしてみないと分からない面です。

 そうではなく、足の甲が痛いとか、股関節周りが痛いとか、走っていて、「痛いから諦める」「痛いからこの位のタイムでも仕方ない」とか、走れない理由を持って走ったら、良くないなぁと思うんです。


 そんな風に思うんですね〜


 現地に行けば、走りたい気持ちを抑えられないじゃないですか。ですから、行かないですし、大会の結果も見ません。未来にしっかり走れることを意識して、ゆっくり走ります。


 弟子は「私はエントリーしたら絶対に走る!勿体ないじゃん」と言います。

 僕は現地に行かないことで、交通費を抑えています。

 痛みを堪えて走ったら、次の大会も痛みがありますし、治療に行けば、お金が掛かります。ですから、最初にDNSすることが、回復への最短距離だと思いますし、実は値段が安いと思います。


 これは僕の基本姿勢です。


(チャレンジ富士五湖2024 3LAKESのゴール。練習でしたから、気楽に走っていました。練習レースという位置付けの大会は2019年から設けるようにしました)