「マラソン自己ベストを更新したい」は夏の間のテーマとして、是非ゆっくり走る時間を作って頂いて、様々な点を改善して、秋からのレースに繋げてほしいと思っています。

 その中で、今週から「効率良い走り」に話題を移しました。


 前日は僕が走り出す前に、金さんが話された「身体の真下に着地する」ことを自分なりの理解で書いてみました。

 今日は金さんが言われた、「身体を前に倒すと足が前に出る」に話題を移したいと思います。

 普段、他の方の話題には触れないようにしています。それは、例えば、絶対的に悪い走り方や、絶対に悪い練習はないからです。それに、僕にも悪い処があるからです。

 なんですが、「効率良い走り」というのは、時に「効率悪い走り」を否定するように聞こえるかもしれません。僕からは「こちらの方が効率が良さそうです」という提案だと、ご理解頂けますと幸いです。宜しくお願いします。


 それては、今日は金さんの言われた「身体を前に倒すと足が前に出る」という話題に移って行きます。勿論、これも僕の理解ですので、意見の食い違いがありましたら、ご容赦下さい。



身体を前に倒すと足が前に出ます

 立った姿勢から、身体を前に倒して行きます。この時、足首を曲げて、身体を倒して行きますが、ある所で耐えられなくなって、片方の足を前に出すことと思います。

 あ!前に倒れないように、必ず足を前に出して下さいね


 この時、足を前に出す時の姿勢は前傾姿勢です。身体を前傾姿勢にすると、足が前に出る原動力は重力です。

 自分の筋力を使わずに走る力を得られるのは、スゴイですよね〜!自分の力だけでないことはこの後も出てきますが、かなり重要ですね。


 色々なランナーさんを見ていますと、上体の姿勢は様々です。できるなら、是非、ランニングフォームを横から一度写真に撮って確認してみますと、気付きがあると思います。


(昨年11月のランニングフォームはまだ膝下が伸びていますが、前傾姿勢が強まるように変化しています)
(2020年春の僕の写真です。僕は明らかに身体が立っていますね)


前傾姿勢は走ることを助けてくれます
 前回載せました踵着地の画を改めて載せます。
 ここまでの説明から、見て頂くと分かるかもしれません。身体が立っているため、重力を走る力に替えられません。更に、前に出した足は上体が前に出る動きを止めるように見えます。



 同じように、身体の真下に着地させた画を載せます。
 こちらは前傾姿勢ですから重力を走る力に替えることができます。そして、着地が身体の真下ですから、上体が前に出る動きを妨げません。




 たまたまですが、走るよりも前から「ランスマ」を観て、金さんの話される「着地は身体の真下」「身体を前に倒すと足が前に出る」と話されたことを走り方のベースにしたことで、長く走っても、膝に負担が掛からず、効率の良い走り方に繋がりました。

 そして。
 僕は子供の頃からダイナミックな動きの走りができなかったんだと気づきました。
 それと同時に、踵から着地するフォームは膝への負担が大きいだけに、マラソンに取り組むのにあたって、フォームを替えないと痛みに出会うことになるのだと気づきました。


 痛みの出ない走り方を覚えることは効率良い走りを覚えることより大切です。
 ランニングフォームについてはあまり踏み込んできませんでしたが、ここはスゴく大切ですね。明日からの内容をもう少し考えたいと思います