先週は「マラソン自己ベストを更新したい」をお休みさせて頂いて、いわて銀河のレースレポートを書かせて頂きました。
今日から、本来の内容に戻して、書いて行きたいと思いますが、その前に少し書かせてほしいことがあります。
先週の記事について、弟子から僕の記事で「ピッチを変えずにスピードを変える」「ピッチとストライドの両方を変える」とか、何を言っているのか?分からないと質問がありました。
なので、今回はここをもう少し補強して書いていきます。
スピードを上げる時、ほとんどの方はペースがキロ6→キロ5と変わったことを時計で見ても「ピッチとストライドがどう変化したか?」は意識していないと思います。
僕も勿論、走りながらキロ5分半とか、ピッチ190歩/分とか、意識できません。シューズが変われば感覚が変わりますし、天候や疲れでも変わります。なので、スピードを変える時に何が変わるか?はgarminの画面にピッチのラップデータを載せることで、可視化して、自分で意識するのに役立てています。
そして、スピードを変える時に何が変わっているか?ですよね。ピッチを変えずにストライドだけ広げるのは技術的に難しいですよね。ですから、スピードを上げる時は①ストライドを広げて、それにつれてピッチも上がる、②ピッチは変えずにストライドを広げるという2種類になります。
意識されていない方も含めて、多くの方が①になっていると思います。
全力はまだしも、キロ7、キロ6、キロ5とペースを変えた時に、どんなピッチか?どんなストライドか?を確認される方は少ない筈です。それは、ピッチが出るようになったのが、この10年だからです。
僕も昔はピッチがどうか?ストライドがどうか?なんて気にしていませんでした。やっぱり、garminの画面に載せてから意識の度合いが高まりました。
その結果、②のように進化して、ピッチが変わらずにストライドでスピードを変えるようになりました。※実際は10%程度変化します。
今回から「効率良い走り方」に話題を移しますが、このピッチを変えないことは効率を上げることと関連しています。
なので、今日はそこから書いて行きたいと思います。
■ピッチを変えない意味(マル秘:僕のコンセプト)
僕はゆっくり走る時もピッチが190歩/分を超える高いピッチで走ります。それは高いピッチを身体に染み付かせるためです。
他の男性ランナーさんよりかなり高めのピッチですが、僕はピッチ、つまりリズムを保つことで、スピードを維持しやすくしています。
そうです。この高いピッチを保つことが僕のランニングのコンセプトです。
多くの方は先に書きましたように、スピードを上げる時にピッチが上がり、同時にストライドが広くなります。裏を返しますと、ピッチが落ちると、連動してストライドが狭くなりますよね。
僕は少し違って、スピードを変える動作は前傾姿勢を変えて、肩のツイスト量を変化させるとスムーズに行えます。これがピッチは一定でストライドを変えてスピード変えることに繋がっています。
このため、例えば、前半はピッチ高めでストライドを抑え気味にして、レース後半はピッチが少し下がってもストライドを広げて全力を出すというレースプランに繋がっていますいます。
と書きますが、良いことばかりではありません。
例えば、レースがスタートしたら、ピッチとストライドのバランスを確認しないと、ピッチが普段より高かったり、低かったりします。これはドライビングテクニックのようなものなので、使いこなすことが大切ですね。
このように書きますと、私にはできないと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、大切なのは「garmin画面にピッチのラップデータを表示させること」です。見ていなければ、分かりませんもんね。
是非、まずはgarminの画面を替えてみませんか?
■トレイルとロードとの走り方の違い
僕がトレイルを苦手とするのには理由があります。
トレイルは斜面やコースによって、ピッチが変化します。僕はピッチが変わると安定した走りが難しくて、速く走れません。
要するに、自分でリズムを刻むのが得意な方はロードが向いていて、リズムを意識されない方はトレイルに向いています。
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