日曜6/9はいわて銀河ウルトラを走って来ました。
 ここまで2回、レースレポートを書いて来ました。今日は3回目ということで、ゴールまで書いてみたいと思います。


残り10kmからレースが大きく動きました
 おおよそ90kmで樹木の多いエリアを抜けて、残り10kmは日差しを遮るものがなくなるエリアになります。
 僕は60km位からサングラスを掛けていました。長く樹木エリアを走っている間は必要性が乏しくて。やっと出番が来ました。そもそも、スタートしてから、頭の後ろ側に着けていた。サングラスがなくても良かった?と思っていましたから、ちょっとホッとしました。

 しばらく道なりに走った後、右折しますが、曲がった先が遠くから見えました。先に挙げた抜きつ抜かれつの女性ランナーさんの前に、初めの3人のランナーさんの1人3055さんが見えました!
 ここからスゴい展開が待っていました。
 そして、9時間30分もギリギリでした。

★ここでの暫定順位(勿論、順位は知りませんでした)
5位:3118、6位:3100、7位:3055、8位:3122、9位:ひろりん

 僕は残り3kmを切って、最後のエイドを迎えました。急ぎたいのですが、そこで止まるひろりん。お〜い、走れ〜と思いました。
 9時間30分切りはダメか、と思いました。それでもギリギリだから、粘ろうと声を掛けました。
 走り出すと5:30/km近くで走れたのは良かったですね。

 前を走る3122さんが3055さんに近づいて行くのが見えました。左折して、雫石大橋に向かいます。その先に上り坂が見えます。橋を渡って先に進むと、上り坂で何人かがごちゃごちゃして見えました。その中から、3122さんが先に出るのが見えました。
 後ろには必死の表情のひろりん。う〜ん、どうするか?と思いました。
 坂が近づくと、「残り1.7km、最後の坂300m」とあり、水を配っていました。通り過ぎると、前に3人の女性ランナーが見えました。
 上り坂を上がった所で「本気を出せ!」と大きな声で叫びました。頑張るならここだろと思いました。そして、1人を抜いて、曲がり角の先に2人が見えました。
 「行くぞ!」と声を掛けてスピードを上げました。ゴール手前で後ろを見ると、何とか2人を抜いて来ました。
 9時間30分は9秒切れず、2人で並んでゴールしました。

 勝負は最後まで諦めないことが大切ですね。
 レストステーションでの7分を追いついたこともですが、もっと前にいたランナーさんも抜きました。最後まで均等ベースで走れましたから、今後のレースにも役立つ内容になったと思います。

★最終的な順位

5位:3122、6位:ひろりん、7位:3100、8位:3055、9位:3118



ゴールして感じたこと
 ウルトラマラソンって、後半はほとんどの方がペースを落としますよね。勿論、昔の僕もそうでした。
 厚底シューズが増えて、フルマラソンでは最後まで均等ペースで走る方が増えました。厚底シューズは疲れにくい特徴がありますから、フルマラソンよりウルトラマラソンの方が大きな効果が期待できると思います。
 僕は60kmや70kmはキロ4で最後まで走れるようになりました。途中で摂るゼリーや前日からの食事など、どうすれば良いか?把握できていますが、100kmは分かっていませんでした。
 今回は100kmで均等ペースで走り切る可能性が分かりました。勿論、アップダウンがありますから、結果的に均等にはなりませんが、最後まで走り切れる可能性があると分かりました。


 それに、補給アイテムが分かったのも大きいです。
 今回はスタート前にオレは摂取すを1個、レース中はオレは摂取すピーチを3個、デーツ5個、zoneゼリー1個でした。昨年の弘前はとにかく摂り過ぎだったことが再確認できました。70kmを走る時より多いですが、そこから2倍に増える訳ではないことが分かりました。


 今回はずっとペースを落として落として、スピードをコントロールして走りました。最後まで完全に楽に走れましたし、筋肉痛もありませんから、もっと長い距離も行けるんだなぁと分かりました。
 まあ、僕の場合、ウルトラマラソンはフルマラソンの練習なので、100kmをより速く走る方向で考えたいと思います。

 僕自身には普通のことですが、今回は自分の対応力が確認できて良かったです。普段のペースではなくても、最後まできっちり走れました。
 その部分は明日の記事で書いていきますが、僕の走り方の特徴が出ていると思います。


 そして、ひろりんですが
 最後はよく抜いたと思います。上り坂でも一切歩かずに走れたのも大きかったですね。均等ペースで走れた点も大きいですし、もっとタイムを詰められそうなこともあります。
 その一方で、普段はマッタク違うペースで走っていますから、今回初めて、レースをどう運んでいるのか?を間近に見ました。そして、色々な気づきがありました。これは上の内容も含めて、明日の記事で書きたいと思います。



(表彰式後の1枚)